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青木真也 タイソン復帰戦に〝悲しい〟見解「倫理やモラルが、資本主義の中で埋没している」

東スポWEB / 2024年11月18日 6時9分

ジェイク・ポールのパンチを受けるマイク・タイソン(ロイター=USA TODAY Sports)

〝バカサバイバー〟こと青木真也(41)が、ボクシング元世界ヘビー級王者マイク・タイソン(58=米国)復帰戦への悲しい見解を語った。

タイソンは15日(日本時間16日)、1ラウンド2分のヘビー級8回戦(テキサス州アーリントン・AT&Tスタジアム)で、ユーチューバーでプロボクサーのジェイク・ポール(27=米国)と対戦するも判定で敗れた。戦前には大きな盛り上がりを見せていたが、試合は凡戦と言っていい結果で、世界中で〝ブーイング〟が起きた。

この試合の感想を問われると青木は、開口一番「品がない。そう思ったな」と声をしゃがれさせる。その理由を「〝もうかればいい〟とか〝人に見られればいい〟とか、そういう問題じゃないんだって。60前のおじいちゃんが〝ガチンコ〟をやっていいわけないだろ。正直、俺は〝金になるから〟って戦っている老人を直視できなかったよ。倫理やモラルが、資本主義の中で埋没しているのがつらかった」と説明した。

さらに、ボクシングという「スポーツ」の中で行われた試合であることにも注目。「ボクシングですら、このエンタメや数字ありきの風潮に耐えきれなくなってるってことだよね。ボクシング界はそれでいいのか? 聖域じゃなかったのか?」とメガネを光らせる。

そして「結局、ボクシング界としても、これ、やられちゃうと困ると思う。日本のボクシングにとっても身近な問題のはずだ。だって『ボクシングは競技で、正しいスポーツだ』っていう理屈はもう合わないじゃん」と指摘するのだった。

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