末っ子バロン氏はトランプ勝利の〝陰の立役者〟 ララ・トランプ氏が指摘

バロン・トランプ氏（右＝ロイター）

トランプ次期大統領の選挙戦勝利の〝陰の立役者〟は末っ子バロン氏だ。トランプ氏の次男の妻で元テレビプロデューサーのララ・トランプ氏が再選に与えた影響について明かした。米メディア「デーリー・ビースト」が１７日、報じた。

次期大統領の義理の娘は、２０２４年の選挙期間中、１８歳のニューヨーク大学の学生バロン氏が次期大統領に電話をかけ、より多くの有権者を獲得する方法についてアイデアを伝えていたと語った。

エリック・トランプ氏の妻はポッドキャスト番組で「バロンはいつもアイデアを出してくれます。私たちはバロンに真剣に敬意を表さなければなりません」と明かした。

トランプ氏は若い男性に圧倒的人気を誇るユーチューバーのローガン・ポール、コメディアンのテオ・フォン、ユーチューバーのネルク・ボーイズのポッドキャストに出演し、ゲームストリーマーのアディン・ロスとストリーミング配信を行った。選挙戦の最終盤には、人気ポッドキャスターのジョー・ローガンのポッドキャストに出演し、現在までに最も人気のあるエピソードの一つとなった。

ララ氏は、バロン氏について「彼は本当に頭が良く、とてもクールで、とても面白い人です」と語った。

選挙運動の他のメンバーも、バロン氏が選挙戦に及ぼした影響について言及した。

最高顧問のジェイソン・ミラー氏は「バロンは、私たちがやるべきポッドキャストの多くを推薦することに熱心に取り組んできました。この若者には脱帽です。彼が行った推薦はどれも視聴率アップの金字塔となりました」と話している。

トランプ氏はリアリティー番組「アプレンティス」で自身の名声を磨いたが、若い有権者にアプローチするには新しいメディアが最適だとすぐに理解し、バロン氏のアイデアに従ったわけだ。

トランプ一族は、バロン氏に大きな期待をかけているようだ。英メディア「スカイニュース」は１７日、「２０４４年の大統領にバロン？」として、「バロン氏は、父親をインターネットサイトの有権者の多い『男社会』へと導いたことで、ドナルド氏のお気に入りの息子となり、トランプ一家の政治的野望を担う主な存在となった。若く、金髪で、ハンサムなスラブ系の顔立ちで、身長は少なくとも６フィート７インチ（約２０１センチ）。バロン氏は、ＭＡＧＡ信者（メーク・アメリカ・グレート・アゲイン＝トランプ信者）の間では、その〝貴族的な風格〟でカルト的な人気を誇る」と伝えている。