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若者向けや~めた!THE ALFEE、南こうせつ、GLAY… シニア狙いに戻ったNHK紅白歌合戦

東スポWEB / 2024年11月20日 5時15分

(左上から時計回りで)南こうせつ、THE ALFEE、GLAY、イルカ

NHKは19日、東京・渋谷区のNHKホールで「第75回NHK紅白歌合戦」(12月31日)の出場歌手発表記者会見を開いた。注目されたSTARTO ENTERTAINMENT勢の出場は2年連続ゼロで、早くも視聴率低迷を指摘されているが、NHKは手をこまぬいているわけではない。視聴ターゲットとして近年の若者向けシフトにブレーキをかけ、シニア向けシフトを強めて視聴率を上げるという。

19日に発表された出場者の中にSnow Manを筆頭に出場が取りざたされていたスタート勢の名前はなかった。NHKの今夏のパリ五輪などスポーツ中継、番組のテーマソング「舞台に立って」を歌うYOASOBI、朝の連続テレビ小説「虎に翼」の主題歌「さよーならまたいつか!」の米津玄師(33)、「おむすび」の主題歌「イルミネーション」のB’z、歌手活動の本格再開で関心を集める中森明菜(59)も選出されなかった。

昨年の第74回でもスタート勢の出場はゼロだった。平均世帯視聴率(関東地区、ビデオリサーチ調べ)は第1部(午後7時20分)が29・0%、第2部(同9時)が31・9%でいずれも過去最低。今年はさらにそれを下回るのでは――といった声が強い。

だが、紅白サイドも手をこまぬいているわけではない。

音楽関係者は「シニア層も見られる紅白を考えているそうです。近年は若年層向けにシフトしていましたが、それが行き過ぎた感があるとみてブレーキをかけるわけです」と話す。

近年の紅白は若年層の視聴者を取り込むため、出場者選考でも若年層向けのアーティストを増やしたとされた。昨年ではK―POP勢の出場が最たる例だ。ただ、これではシニア層の視聴者にはなじみが薄かった。

今年は、デビュー50周年で紅白は41年ぶり2回目のTHE ALFEE、31年ぶり2回目のイルカ(73)、27年ぶり6回目の南こうせつ(75)らベテラン勢がズラリ。その下の世代では、デビュー30周年で紅白は25年ぶり4回目のGLAYも選出された。

だからこそ音楽業界では「昨年以上の数字を期待できる」と前評判は高いのだ。

ちなみに昨年は、伊藤蘭(69)がキャンディーズ時代以来46年ぶり、ソロとしては初出場でステージを盛り上げたのが記憶に新しい。

「他にも明菜さん側とはギリギリまで交渉を続けるといわれ、サプライズ出場が実現すれば、さらに話題になるでしょう」(前出関係者)

近年とは違った紅白になりそうだ。

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