ドジャース・ロバーツ監督 最優秀監督賞7位落選に御用メディア釈明「私は3位に選んだ」
東スポWEB / 2024年11月20日 14時55分
全米野球記者協会(BBWAA)は19日(日本時間20日)に今季の最優秀監督賞を発表し、ナ・リーグ優勝や4年ぶりのワールドシリーズ制覇を果たしたドジャースのデーブ・ロバーツ監督(52)は7位に終わった。
同賞は全米から選出された記者30人が上位3人を選び、1位は5点、2位が3点、3位は1点で加点され、合計点で決定される。同リーグ1位に選ばれたのはブルワーズのマーフィー監督(144点)、2位以下はパドレスのシルト監督(70点)、メッツ・メンドーサ監督(35点)と続き、ロバーツ監督は7位で3位票を3票集めて「3点」だった。
ドジャースを専門的に扱う米メディア「TRUE BLUE LA」の編集長で、2009年からドジャースを取材するエリック・スティーブン氏は「在任9年間で常に票を獲得してきたが、合計3点はロバーツ監督にとって2番目に低い得点であり、これまでで最低の成績となった」と記した。
その上で自身が投票に参加したのは今回が3度目だったことを明かし「私はマーフィーを1位に選び、シルトを2位、ロバーツを3位に選んだ」と明記。「年間最優秀監督賞は定義することが最も難しい。なぜなら監督の職務の大半が目に見えないからだ」と苦悩をにじませつつ「この賞は期待を最も上回った監督に贈られる傾向があり、マーフィーはその条件に合致している。エースのバーンズをトレードし、ナ・リーグで最も長く在籍したカウンセル監督を失ったブルワーズで地区優勝を果たした」と説明した。
また、2位に推したシルト監督については昨オフ、ヤンキースに移籍したソトを失いながらもシーズン93勝を挙げたことに触れて「私は評価した」とつづった。もちろん、頂点に導いたロバーツ監督も「最優秀監督賞に値する。2位にはシルトを抑えてロバーツを考えた」というが「マーフィーを抑えて彼に投票することはなかっただろう」とした。
最優秀監督の選定を巡っては米国内で「優勝監督が無視された」など物議をかもし続けている。なお、ア・リーグではガーディアンズのボート監督が選出された。
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