【バスケ】日本協会が八村塁の〝商業利用〟を否定「引っ張ったような意図はなかった」

八村塁

日本バスケットボール協会（ＪＢＡ）の渡辺信治事務総長が２０日、栃木・宇都宮市内で取材に応じ、八村塁（レイカーズ）の〝商業利用〟を否定した。

１３日（日本時間１４日）のグリズリーズ戦後の会見で、八村は「僕もＮＢＡでやっている中で、強化とか子供たちのためとか、日本のバスケを強くしていくためにやってきている。けど、日本代表の中でその目的じゃなく、少し僕が思うに、お金の目的があるような気がする」とコメント。日本協会の姿勢に対して疑問を投げかけていた。

この件について渡辺事務総長は「われわれとしては八村選手を何か商業目的のために引っ張ったような意図はなかったけど、もしかしたらそういったところもしっかりと伝わっていなかったんじゃないかな。コミュニケーションミスみたいなものはあったかなと思う」と振り返った。

強化試合に関しても指摘があったというが「日本の地理的な問題とかもあって、なかなかうまくいかない現状がある。われわれとしては代表の限られた期間の中で、日本で試合をすることによって、代表戦を見ることが少ない人たちに代表戦を見てもらう。メディアを含めて取り上げていただいてバスケットの価値を上げたい」との見解を語った。

スポンサーから八村の出場を巡る圧力はなかったと明かし「われわれの活動の原資になるスポンサーさんに対して、興行的に成功することも含めて、活動の原資をしっかりと稼がなくちゃいけない面もある。日本での試合は非常に大きな試合」と説明した。