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斎藤元彦知事〝長尺15分会見〟の怪 PR会社代表を「ボランティア」と切り捨て…発言以外にも驚きの声

東スポWEB / 2024年11月26日 5時9分

全国知事会に出席した斎藤元彦兵庫県知事

サービス精神かそれとも…。兵庫県知事選を巡る公職選挙法違反疑惑について斎藤元彦知事は25日、「公職選挙法に抵触する事実はないと認識している」と否定。SNS戦略をネット上に公開したPR会社代表についても「ボランティア」と切り捨てた。大人数の報道陣に囲まれた斎藤氏だったが、対応に驚きの声が上がっている。

この日は兵庫県議会で斎藤氏のパワハラ疑惑などを扱う百条委員会が開催されたものの、斎藤氏は全国知事会への出席を理由に欠席。知事会の会場に現れた斎藤氏を多くの報道陣が待ち構える中、一礼して会場に入った。

斎藤氏にとっての本番は、知事会終了後だった。50人以上の報道陣が斎藤氏を取り囲み、公選法違反疑惑について質問を投げかけた。斎藤氏周辺のスタッフは「10分程度で」と念押ししたが、実際は約15分の臨時〝会見〟となった。

疑惑のきっかけは、斎藤陣営の広報全般を担当したと主張するPR会社代表によるnoteだった。SNS戦略を詳細に説明しており、PR会社代表は応援アカウントの立ち上げやハッシュタグの管理などをすることで「応援の流れに方向性を提供」していたと明かしていた。

SNSに関して代表が監修者として、運用戦略立案などを担ったとも書いている。SNSの運用など選挙運動の企画立案を主体的に行ったとして斎藤氏からPR会社に報酬を支払っていた場合、公選法違反に問われる可能性もあることから、騒動となっていた。

疑惑について斎藤氏は「公職選挙法に抵触する事実はないと認識している。(PR会社に対しては)ポスターの制作などそういうことを依頼した事実はあります」と話した。

ポスター制作に約70万円を支払ったことは認めた一方で「SNSは斎藤や斎藤事務所が主体的にやっていた。(PR会社代表は)ボランティアとして個人で参加された」と、PR会社代表はSNSに関与していないと説明した。

この日は壊れたレコードのように「公職選挙法に抵触する事実はない」と「この件は代理人の方で対応」を繰り返した斎藤氏だが、そのマスコミ対応が驚かれている。

永田町関係者は「この手の不祥事で、15分も囲み取材の対応をするのは驚いた。話せることも少ないわけだし、マスコミをスルーして会場をあとにする選択肢もあったはずだ。ほかの政治家なら対応しても数問で打ち切っていただろう。マスコミの前で説明しようとする姿勢はいいが、そもそも何を説明したかったのかが分からない。本人が出たがりなのだろうか」と首をかしげていた。

報道対応中、スタッフが「そろそろ次の予定が…」と数度、声をかけたが、なかなか終わらなかった。別の永田町関係者は「予定の10分が過ぎた時点で周囲のスタッフが割り込んで強制的に取材を打ち切るかと思ったら、それがないから意外だった」と指摘した。

本人のサービス精神なのか周囲のフォロー不足なのか。いずれにせよ斎藤氏の動向が今後も注目なのは間違いない。

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