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相次ぐ訃報で声優界に〝世代交代〟の動き「後任に選ばれば成長の好機」

東スポWEB / 2024年11月26日 6時4分

亡くなった堀絢子さん(1979年3月)

テレビ朝日系アニメ「忍者ハットリくん」の主人公ハットリカンゾウの声を務めた、声優の堀絢子(ほり・じゅんこ)さんが、今月18日に89歳で死去していたことが25日、明らかになった。

所属事務所がこの日、公式サイトで「令和6年11月18日老衰のため永眠いたしました ここに生前賜りましたご厚誼に深く感謝いたしますとともに謹んでご通知申し上げます」と報告した。

声優関係者は「89歳というのが信じられないくらい元気だったんですよ…。昨年も朗読劇に出演されて精力的に活動されていました。堀さんは晩年、反戦争・反核兵器をテーマにした1人芝居をライフワークとしていて『命の尊さを子供たちに伝えたいの』とよく口にしていました」と故人を悼んだ。

2024年は、多くの声優たちが他界した。3月に「ちびまる子ちゃん」でまる子役を演じたTARAKOさん(享年63)。4月には「天才バカボン」バカボン役の山本圭子さん(享年83)、5月には「ルパン三世」の峰不二子役の増山江威子さん(享年88)、7月には「ドラえもん」野比のび太役の小原乃梨子さん(享年88)、そしてドラえもん役の大山のぶ代さん(享年90)も9月にこの世を去った。

ある人気声優は「今年は何回供花を贈ったか分からないです。例年に比べて本当に(訃報が)多いんじゃないかな」と話した。実際に9月に亡くなった篠原恵美さんのお通夜では、所属事務所「81プロデュース」代表取締役社長の南沢道義氏が「今年は(訃報が)多すぎる…」と声を震わせたこともあった。

悲しみの声が業界を包む一方で、新人や中堅による世代交代が進むという側面もある。

ある声優関係者の話。

「声優の育成は大人数が起用される〝アプリゲーム出演〟がメイン。やっとアニメに出演できても1クールの作品に出たっきり…というのがザラでした。そのため長年の課題は『新人発掘・育成』でしたが、息の長いキャラクターや作品が多い人気声優の後任に選ばれれば成長の好機となる」

後輩は〝先輩の遺志〟を継いでいくしかない。

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