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【新日本・WTL】勧善懲悪オーカーンがH.O.T大成敗 1・5ドームでヤングバックスと世界一タッグ決定戦へ

東スポWEB / 2024年11月26日 23時9分

マイクアピールするグレート-О-カーン(左)

新日本プロレス26日福島大会の「ワールドタッグリーグ」Bブロック公式戦で、崇高なるIWGPタッグ王者のグレート―O―カーン、HENARE(32)組が非の打ちどころのない2勝目を挙げ優勝をほぼ確実にした。

出場16チームの中でも傑出した実力を誇るオーカーン組は、今大会の優勝候補最右翼中の最右翼。ここまで2戦して1勝1敗となっているが、どのみち優勝は確実なので見方を変えれば事実上全勝みたいなものだ。

優勝以外にオーカーン組に使命があるとすれば、それはこのリングの平和を守ることだ。対戦相手の「ハウス・オブ・トーチャー(H.O.T)」は、たび重なる反則行為が団体フロントから問題視されている正真正銘のゴロツキ集団。一向に是正されないH.O.Tの反則行為に対するファンのフラストレーションは頂点に達しており、成敗を期待する福島の帝国民たちからは割れんばかりの「オーカーンコール」が巻き起こった。

そしてやはりH.O.Tは卑劣極まるファイトを展開してくる。オーカーンが成田をプロレス史上最高のネーミングセンスを誇る大空スバル式羊殺しで捕獲すると、放送席でゲスト解説をしていた金丸義信が乱入。さらにセコンドのディック東郷も介入するという不条理にさらされる。これはH.O.Tというユニットのスタイルではあるものの、ここまで来るとオーカーンの強さが罪の域に達しているという解釈もできなくもない。

数的不利でも動じない漢の中の漢・オーカーンはEVILと東郷のマジックキラーを阻止。しかし的が大きすぎるがゆえにねたまれたのか、急所攻撃という姑息な攻撃で劣勢に追い込まれてしまう。

それでも天網恢恢疎にして漏らさず、悪は必ずオーカーンの手によって滅びる運命にある。成田の改造プッシュアップバーを回避するとHENAREがボディブローでアシスト。さらにオーカーンはEVILにエリミネーターをさく裂させ、諸悪の根源をリング上から追放してみせた。

見苦しいことにH.O.Tは金丸が場外からオーカーンの足を引き、成田がなおも武器に頼って殴りかかってくるが是非もなし。オーカーンが抜群の反射神経で回避すると、HENAREが成田を担ぎ上げる。最後はオーカーンが神速で走りこんでのインペリアルドロップをさく裂させ、勧善懲悪の3カウントを奪った。

試合後のリング上でオーカーンがマイクアピールしていると、何と場内が暗転。米国・AEWのヤングバックス(マシュー&ニコラス・ジャクソン)が合同興行「レッスルダイナスティ」(来年1月5日、東京ドーム)でのIWGPタッグ王座挑戦をアピールした。

ヤングバックスと言えば世界中のタッグ戦線で数々の栄光を手にしてきた名コンビ。IWGPタッグに目をつけたあたりはさすが一流は一流を知るといったところだろうが、超一流のオーカーンは「何だ、あのVTR? まあいいや。余たちは懐が深いからな。このWTL、優勝するのは我々だ。1・5? 東京ドーム大会の相手をどうしようか迷っていたところだ。いいだろうヤングバックス、余たちが相手してやる。喜べ、オイ」と堂々の迎撃宣言を繰り広げた。

WTL制覇が確実なオーカーンとHENAREにとって、ヤングバックスという世界的知名度を誇るチームの挑戦はまさに飛んで火にいる夏の虫。世界一のタッグであることを満天下に証明する絶好の機会と言っても過言ではない気がするが、もしもこの記事を英訳する人間がいるならヤングバックスには文面を真に受けないよう忠告を付け加えておいてほしい。

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