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井上尚弥 グッドマン戦へ油断なし「死ぬ気で覚悟を持って挑んでくる。気持ちで上回る」

東スポWEB / 2024年11月28日 22時49分

スパーリングを行う井上尚弥(左)(大橋ジム提供)

世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(31=大橋)が28日、IBF&WBO同級1位サム・グッドマン(26=オーストラリア)との防衛戦(12月24日、東京・有明アリーナ)へ向けて横浜市内の所属シムでスパーリングを行った。

この日は試合前としては最長となる10ラウンド(R)のスパーリングを敢行。先週からスパーリング相手として参加しているジャフェスリー・ラミド(米国)、23日に来日した新たなメキシコ人パートナー2人のうちの1人となるクリスチャン・オリーボと各5Rずつ消化した。

井上は「今日はだらけないで10Rをしっかりとやりきった。あのテンポで10Rを進めることができれば、試合はもう問題ない。あと10Rを1、2回はやりたいと思っている」と手応えを口にした。

グッドマンは2団体で世界1位。無敗の〝最強挑戦者〟については「周りの下馬評を意識していたら、最高の自分はつくれない。自分としてはどの相手でも、死ぬ気で覚悟を持って挑んでくると思っているので。番狂わせをしてやろう、一晩で人生を変えてやろうという選手の気持ちを、自分が上回る気持ちでやらないと。気持ちの差が出ると思う。気持ちさえつくり上げることができれば、そこに隙も生まれずやることができる。そうすれば問題ないと思う」と表情を引き締めた。

大橋秀行会長はスパーリングの内容について「本人も意識している部分はあると思うが、さらにディフェンスが良くなっているね。そしてフットワーク、ステップワークも最後の10Rまで良かった」とうなずいた。

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