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【阪神】近本光司 赤星憲広以来の4年連続GG賞 〝金粉辰己〟は「すごく頑張っている」と全肯定

東スポWEB / 2024年11月29日 5時9分

左から小深田、近本、辰己

守備の名手に贈られる「三井ゴールデン・グラブ賞」で、阪神・近本光司外野手(30)はセの外野手部門に4年連続4度目の選出となった。

28日に都内で行われた表彰式に出席した近本は、ルーキーイヤーから何らかの賞に絡んできたとあって手慣れたもの。「今年もこの素晴らしい賞を取れてうれしく思います」と落ち着いた様子でインタビューに応じた。

4年連続での同賞受賞は球団では赤星憲広(03~06年)以来となる快挙。入団当初から「赤星2世」と呼ばれ、将来を嘱望されてきただけに「ずっと憧れてきた選手なので並ぶことができて光栄」と満足そうな表情をみせた。

肩の弱さを課題としていたが、スローイングの矯正と俊足を生かした広大な守備範囲で自身の弱みをカバー。いつの間にやらリーグを代表する守りの名手にまでのし上がった。今や虎の背番号5を「赤星2世」と呼ぶ人間はおらず、同タイプの新人外野手が入団した際には「近本2世」と呼ばれるルーキーも現れそうだ。

この日、映画「スター・ウォーズ」のC―3POを思わせる〝金粉ショー〟姿で式典に登場し、話題を独り占めにした楽天・辰己は、自身の母校・兵庫県立社高校の2学年後輩。18年のドラフト会議で阪神は、藤原(現ロッテ)→辰己との交渉権を連続して外し「外れ外れ1位」で近本を獲得した経緯もある。

杜の都の背番号8は、先の国際大会「プレミア12」や26日に行われた「NPBアワーズ」でも注目を集め、今や〝時の人〟となった感すらある。近本は「辰己は辰己ですごく頑張っているので」と力強く肯定した。

また、パの二塁手部門で初選出された楽天・小深田も、大阪ガス在籍時の後輩でチームメート。野球部寮ではルームメートだった過去もあり、関係も深い。大阪桐蔭や早大、明大、亜大のような〝超名門〟の出身ではないにもかかわらず、自身と縁のある後輩2人と壇上に上がることができた一日に、近本は「なかなかシーズン中にしゃべる機会もないので。いい機会だったと思う」と感慨深げだった。

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