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【ソフトバンク】ドラ1村上泰斗 完成形は山本由伸&藤川球児の〝ハイブリッド〟

東スポWEB / 2024年12月2日 6時14分

入団交渉に合意した村上泰斗

ソフトバンクからドラフト1位指名を受けた村上泰斗投手(17=神戸弘陵高)が1日に神戸市内のホテルで入団交渉に臨み、契約金8000万円、年俸800万円で合意した。投手キャリアわずか2年半ながら最速153キロを誇るダイヤモンドの原石は、想像しただけでもワクワクするような〝ハイブリッド右腕〟だった。

契約を済ませた村上は「ドラフトが終わってからあんまり実感が湧かなかったんですけど、やっと実感が湧いてきた」と笑顔を見せ「最多奪三振、沢村賞を取りたい」と目標を掲げた。

球団が描く理想像は、現在ドジャースで活躍する山本由伸投手(26)だ。福山スカウトは「球筋というか、ベース板での球の強さ、スライダーのブレーキングなどが非常によく似ている。実際の数値を見ても、プロでもトップランクのスピン量」と共通点を示した。

当の村上はプロのプレー動画をチェックし、投球フォームはロッテ・佐々木やオリックス・山岡など多くの好投手を参考にする。山本からも学びを得ており、胸を張り遠心力が使えるフォームを意識しているという。直球に加え、カーブやフォークなどの変化球も自在に操るところもまさにお手本で「山本選手のような全ての球種で勝負できるような投手になりたい」と胸を躍らせた。

そんな村上が「憧れ」と語るのは阪神・藤川監督だ。幼少期に目にした〝火の玉ストレート〟は衝撃で「(当時から)投手をしたいという気持ちはあった。その中で藤川選手を見て『この真っすぐを放りたい』と思った。小さい頃から憧れはありました」という。

球界屈指の好投手からフォームを取り入れ、藤川監督のような直球と山本の正確無比な変化球を融合させ、ハイブリッド化した時にはどんな大物になってしまうのか…。

球団は村上に対して内容こそ異なるものの、昨年のドラ1・前田悠伍投手(19)のように個別の育成プログラムを組む方針。今後の成長が楽しみだ。

(金額は推定)

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