維新・吉村洋文新代表 三足のわらじに「知事職も１００％。途中で政治家として倒れるかもしれない」

日本維新の会の吉村洋文新代表

日本維新の会の新代表に就任した吉村洋文大阪府知事（４９）が２日、「ｎｅｗｓおかえり」（大阪・ＡＢＣテレビ）に生出演し、新体制や今後について言及した。

吉村氏は、１日に行われた同党の代表選で８５４７票（投票総数＝１万０８０９票）を得て、圧勝で新代表に選出された。

党三役の指名権は代表にあるとし、幹事長に岩谷亮平衆院議員（４４）、政調会長に青柳仁士衆院議員（４６）、総務会長に阿部司衆院議員（４２）といずれも２期目の若手を起用した。

「この場で決定です。この３名とも若くて優秀で、国会で存分に活躍してもらいたいと思います。他の政党からすると『ひよっこじゃないか』と思われるかもしれませんけど、新しい感覚で新しいメンバーが古い政治にぶつかっていく、思う存分やってもらいたい」と期待を述べた。

吉村氏は、大阪府知事、大阪維新の会代表、日本維新の会代表の三足のわらじをはくことになった。

知事の仕事がおろそかになるのではと視聴者からの指摘に「みなさんに票を入れていただいてるわけですから、全力でやりきります。ただ僕、政治家を一生の仕事にしようと正直思ってません。人生の一部の期間を公に尽くすというのは、人生一回くらいやるべきかなと思っているので、政治家である期間は若いですし、力を入れて知事職も１００％の力でやっていきます。途中で政治家として倒れるかもしれないけど、そしたらその屍（しかばね）を若い次の政治家が踏みつけて前に行って、道をどんどん開いていって、社会が良くなればいいな」と意欲を語っていた。