久保建英の〝リバプール適性〟疑問視する声 「ハイテンポなサッカーでの経験不足」の指摘

ビッグクラブも注目されているMF久保建英だが…（ロイター）

スペイン１部レアル・ソシエダードの日本代表ＭＦ久保建英（２３）が、イングランド・プレミアリーグのリバプール入りに関する適性を疑問視された。

リバプールが久保の獲得を目指すといった報道は、欧州メディアを中心に断続的に続いており、最近になって再び活発化。エジプト代表ＦＷモハメド・サラーが、契約満了により今季限りで退団する可能性があるため、その穴を埋める存在として久保に注目が集まっている。

先日にも、リバプール情報を主に扱う「ライジング・ザ・コップ」は「ジャーナリストのグレアム・ベイリー氏は、リバプールはＲソシエダードの久保建英にも注目していると主張している」と伝えていた。すでに今夏もリバプールによる久保獲得が報じられたが、来夏も動きがある可能性は十分だ。

そんな中、同クラブ報道が中心の「アンフィールド・インデックス」は「久保がリバプールのユニホームを着る可能性に興奮するファンがいる一方で、懐疑的な見方もある。久保のテクニックは疑う余地がないが、イングランドのハイテンポなサッカーでの経験不足が疑問視されることもあり得る」と指摘した。

さらに「常に活躍を求めるリバプールのサポーターは、（契約解除金）５０００万ポンド（約９５億円）を投じて久保を獲得することが、サラー退団の可能性に対する確実な解決策なのか、それとも計算された賭けなのか、疑問に思うだろう」との見解を示した。久保のリバプール行きは決まったわけではないが、世界最高峰リーグでどのようなパフォーマンスを発揮するかは、今後も多くの関心を集めていきそうだ。