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イチロー氏〝満票〟殿堂入りを阻む「パワー不足」評価 米CBSが特集記事

東スポWEB / 2024年12月3日 11時59分

殿堂入りは確実だが…

米CBSスポーツ(電子版)は2日(日本時間3日)にマリナーズやヤンキースで活躍したイチロー氏(51=マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクター)の資格1年目、日本選手初の米野球殿堂入りについて「イチロー・スズキ、殿堂入りに関する唯一の問題は、満場一致で選出されるかどうか」というタイトルの特集記事を掲載。サブタイトルで「スズキは1回目の投票で選出されることはほぼ確実」と伝えた。

イチロー氏はメジャー1年目の2001年に打率3割5分、242安打、56盗塁をマークし首位打者と盗塁王に輝き、新人王とMVPを受賞。以降、10年連続200安打以上、10年連続ゴールドグラブ賞を受賞。通算3089安打を記録した。

同電子版は「シーズン最多安打で7回トップに立っている。(同記録は)タイ・カッブが8回、ピート・ローズとトニー・グウィンが7回。それが彼の仲間だ」「5年連続でメジャートップに立った選手は他にはいない」「イチローはシーズン220安打を5回達成。4回以上達成した選手は他にいない」などと希代の安打製造機ぶりを強調。盗塁や守備面での記録も紹介した。

イチロー氏の満票での殿堂入りについて「満場一致かどうかの議論はナンセンス」と強調。その一方で「それでも、『1回目での投票』にふさわしくないと判断する投票者は常に存在する。イチローがパワー不足だったことは、そのような人々が目をつける可能性がある」と指摘した。

実際にヤンキースのデレク・ジーター氏が得票率99・7%、ケン・グリフィー氏は同99・3%、トム・シーバー氏とノーラン・ライアン氏がともに同98・8%と満票に届かなかったケースを紹介した。

過去の満票は2019年の歴代最多の652セーブのマリアノ・リベラ氏一人だけ。「投票用紙の彼の欄にチェックを入れない者には憎悪が向けられるだろう。だが彼は95%以上の票を獲得し、殿堂入りを果たすだろう」と締め括った。

殿堂入りの可否ではなく、満票かどうかが議論されるイチロー氏。やはりレジェンドだ。結果は米東部時間の来年1月21日午後6時(同22日午前8時)に発表される。

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