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【ソフトバンク】33年ぶりの入団辞退で四軍制に〝打撃〟…再発防止は厳しいか

東スポWEB / 2024年12月4日 6時9分

ソフトバンクはドラフト会議で支配下6人、育成13人の計19人を指名した

ソフトバンクから育成ドラフト1位指名を受けた古川遼投手(18=日本学園高)が入団を辞退したと3日に発表された。

球団は本人の意向を確認した上で指名し、11月上旬には本人が球団施設を訪れた。メディカルチェックも受けたが、不安から入団への決心がつかず、先月16日に辞退を申し入れる形となった。

永井編成育成本部長は「実際にドラフトが終わった後、いろんな思いがあってしっかり自分の中で考えた時に、大学に進学したいと。我々が聞く話の中では、4年間大学で鍛えて上位指名でいける選手になりたいという方が強かったのかな。残念ではありますけど、本人の意思がそういうことであれば仕方ない」と話し、球団は本人の申し入れを受理した。

現在、四軍制を採用しているホークス。選手の実戦経験を重視する意味合いでも、仮に今後もこのような形で辞退者が続出するようなことがあれば、チーム運営は難しくなる。一方で、当然指名された選手の意向は尊重されるべきであり、解決策は簡単には見いだせない。

永井本部長は「選手の思いは当然、揺れ動いたりするところもある。そのあたりは我々も調査はより深めてやっていきたい。その一方で、人の気持ちをどこまで読めるかは難しい。『育成でいきます』と言って、こちらが評価した選手であれば、今後も指名していくことになる。指名後に選手の気持ちが変わってしまうことは仕方ないと思います」と話した。

1991年の三井浩二氏以来、実に33年ぶりの入団辞退。四軍制も踏まえて、今後球団はいかに対策を講じていくのだろうか。

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