1996年〝ジョンベネ殺害事件〟に新展開 カギ握る新DNA技術と「覆面男」
東スポWEB / 2024年12月4日 11時9分
1996年12月26日、美少女コンテストの常連だったジョンベネ・ラムジーちゃん(6=当時)が、米コロラド州ボルダーの自宅地下室から遺体で発見された事件で、捜査に進展があったようだ。複数の米メディアが3日、報じた。
コロラド州警察は米紙ニューヨーク・ポストなどに「ジョンベネ殺害事件の何十もの手がかりを追っており、解決が近いことをひそかに期待している。これを徹底的に解明するには何が必要なのかは分からない。だが、手の届くところにあるような気がする。われわれは2025年を期待している。来年はわれわれの年だ」と自信を明かした。
23年、前ボルダー警察署長が事件を捜査するために複数機関の特別捜査班を招集し、テコ入れを図った。州全体から調査、分析、法医学の専門家で構成された「コロラド州コールド・ケース・レビュー・チーム」を編成し、民間のDNA研究所と協力し、改めて捜査を行っている。
さらに今年初めに就任した新ボルダー警察署長がこの事件に注力しているという。捜査関係者は「スティーブ・レッドファーン署長は、事件を解決して未解決事件の帳簿から消したいと考えており、ボルダー警察にとって汚点となっている殺人事件の解決に警官と人員を割り当てている。先月にも新たな情報提供があり、進展があり、現在調査中だ」と語る。
ジョンベネちゃんの爪と下着からは正体不明のDNAが検出されている。最新科学で何か分かったのだろうか。ただし、〝真犯人〟を逮捕するのに十分な証明可能な情報と証拠が存在するかどうかはまだ分からない。
11月末からネットフリックスでドキュメンタリーシリーズ「コールドケース:ジョンベネ・ラムジーを殺したのは誰か?」が配信された。ドキュメンタリーに携わった父親ジョン・ラムジーさんは「新たなDNA技術が警察によるジョンベネ殺害事件の再捜査に役立つ可能性がある」と話す。
ジョンさんは米メディアに〝真犯人〟のことを明かしている。事件の9か月後の1997年9月にラムジー宅から通りを隔てた場所で眠っている少女が暴行された。逮捕されていない容疑者は、母親が寝ている間に家に侵入。覆面の男を見つけた母親が抵抗し、男は逃げた。ジョンさんはこの覆面の男がジョンベネちゃんを殺害した可能性があると考えているという。
ジョンベネちゃんの事件では、一時は父ジョンさんと母パトリシアさん、兄バークさんが疑われたが、のちに捜査対象から外され、08年に検察が「DNA鑑定によって容疑は晴れた。無罪とする」と発表した。また、06年には「自分がジョンベネちゃんを殺した」と言いふらしていた男を警察が逮捕したが、DNA鑑定で不一致。単なる狂言男だった。
1400点以上の証拠が検討され、140人が捜査され、5万ページを超える捜査文書が作成されたにもかかわらず、事件は未解決となっている。
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