【オリックス】紅林弘太郎は７００万円増 宗の背番号６を狙う理由は「浅はかな考えです」

紅林弘太郎

紅林弘太郎内野手（２２）が４日に大阪市内の球団施設で契約更改に臨み、７００万アップの推定年俸７９００万円でサインした。５年目で味わう初めてのＢクラス。自らも打率２割４分７厘、２本塁打、３８打点とさびしい数字に終わり「僕は一軍で優勝しか経験していこなかった。Ｂクラスで自分の成績も上がらないし、今年は屈辱の１年でした。体調を崩してそこから立て直せなかった。本塁打も過去最低となった。弱気になってしまうタイプなんでもっと自信をもってやりたい」と振り返った。

反省点は多く、２本塁打に終わった打撃面は「僕もなんでだろう、という感じだったけど…。率を求めていく中で当てるだけになったり、逆方向を意識しすぎて弱いスイングになってしまった。引っ張れる選手がいい選手と思う。牧さん（ＤｅＮＡ）、岡本さん（巨人）だったり、右の長距離砲は引っ張って強い打球が打てる。速いまっすぐを打つのが課題」とした。

シーズン後に初の国際舞台となる「プレミア１２」に参加し、守備面では同じ遊撃手の西武・源田のプレーを間近に見て学ぶところが多かった。「毎球、投手に声をかけ、サード、セカンド、後ろにも声かけし、自分でもどこに飛んでくるか確認している。一つひとつの行動がすごいというか、僕はそんなこと考えてやっていなかった。本当に勉強になった」と収穫が多かったという。

野手リーダーとしての役割も求められる紅林はひそかに背番号「２４」から宗の付ける背番号「６」を狙っていることも明かし「かっこいいから。譲ってもらえるように頑張りたい。かっこいい選手は６番つけているイメージある。６番つけたらかっこよくなるかなっていう、浅はかな考えです」と笑顔で意欲を見せた。