【R―1グランプリ】笑福亭笑音 10年がかりで落語家に「人生一度きりだから、やりたいことをやった方がいい」
東スポWEB / 2024年12月4日 19時4分
元小学校教師で落語家・笑福亭笑音(55)が4日、大阪市内で行われたピン芸人ナンバーワン決定戦「R―1グランプリ2025」大阪1回戦に出場した。
昨年は大会史上初めて、アマチュアのどくさいスイッチ企画が決勝進出を果たし、トゥインクル・コーポレーション所属芸人の街裏ぴんくが優勝するなど波乱が起きた。
笑音は、パペット落語の創始者・笑福亭鶴笑の弟子で、元小学校教師という珍しい経歴の持ち主。R―1には3回出場しており、今回は遊具やパイプイスに穴を開けた楽器を雅楽のように演奏し、音を外したりして笑いを誘った。
芸人になったきっかけは「11年前に落語の研修があったんです。学校の授業がうまくなったらいいなと思って受講したら落語にハマって、繁昌亭(大阪市内にある上方落語唯一の寄席)に行って、鶴笑師匠に出会って『弟子にしてください。学校辞めてきます!』って言ったら断られて泣きながら帰ったんです」と言い、それでもあきらめられなかったという。
「小学校に落語クラブを作って、介護施設や老人ホームにボランティアに行ってたんです。最初は部員5人だったんですが、100人(全校児童350人)に増えた。どこの学校にも不登校の子がいるんですね。その子を誘うんです。学校には来ないけどボランティアには来るんです。お年寄りに喜ばれると『僕、役に立ってる』と自信がついて、学校に来られたりする。落語は会話のトレーニングになるから、どんどん友達ができて、教室で過ごせるようになったり。そういうことを10年間やってたんです」と振り返った。
教師として充実していたが、落語家になる夢を捨てられず、学校を辞めて再び弟子入りを願い出たという。
「2年半前に辞表を校長先生に出す時、『芸人になりたいので辞めます』って言ったら、校長先生がひっくり返ってしまった。鶴笑師匠には、10年がかりで弟子にしてもらった。今、寄席に表立っては出ないんですけど、勉強として師匠の前座として出させてもらってます。10代の兄弟子に怒られたりしてますが、それでもうれしくて、充実しています」と満面の笑みを浮かべた。
最後に今まで教えてきた生徒や子どもたちに向けて「人生一度きりだから、やりたいことをやった方がいい。一生懸命生きて、悔いのない人生を送ってほしい」とエールを送っていた。
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