【箱根駅伝】青学大・原晋監督 ８度目の総合優勝へ確固たる自信「今まで見た中で一番強い」

２年連続の総合優勝を狙う青学大・原晋監督

連覇への手応えアリ――。来年１月２、３日に行われる第１０１回東京箱根間往復大学駅伝競走（箱根駅伝）の記者会見が１０日に都内で行われ、前回大会覇者・青学大の原晋監督（５７）は「万全な状態でスタートラインに出れば、おのずと結果はついてくると思う」と力強く語った。

恒例となった作戦名は「あいたいね大作戦」を発令した上で「多くのファンのみなさん、支えてくれているみなさん、箱根を愛するみなさん、全てのみなさんに、大手町、フィニッシュで笑顔で会いたい」と意図を説明。すでに選手たちにも作戦名を伝えており「優勝するといろんな人に会えるぞ。そのためにも頑張ろうな」と声をかけつつ「僕はまだ巡り会えていない人に会いたい。我々世代でストライクゾーンと言えば（歌手の）中森明菜さんに会いたいね」と照れ笑いを浮かべた。

昨季の同時期は多くの主力選手がインフルエンザに感染したが「今年は今のところ順調に来ている」。この日発表されたエントリーメンバーには、太田蒼生、鶴川正也、（ともに４年）、黒田朝日（３年）らエース格が順当に名を連ねた。指揮官は「最後の合宿も例年以上のものができたので、上りも下りも自信を持っている。往路も非常に強力な布陣。過去７回勝った時の後半はピクニックランで独走だったので、今回の８度目もそういうレースをしたい」と意気込んだ。

最後には「力がある。今まで見た中で一番強い。高校時代の力がある子たちが成長している」と選手たちの実力に太鼓判。２年連続８度目の総合優勝へ向けて、王者に死角はなさそうだ。