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【プロレス大賞】〝バカサバイバー〟青木真也が初の技能賞「黒帯をもらったような気分だ」

東スポWEB / 2024年12月11日 5時9分

技能賞受賞に拳を突き上げて歓喜する青木真也

今年で51回目を迎えた「東京スポーツ新聞社制定2024プロレス大賞supported byにしたんクリニック」技能賞は、〝バカサバイバー〟こと青木真也(41)が初受賞した。

今年もさまざまなリングに上がった青木は、8月に上野勇希を破りDDTのシングル最高峰KO―D無差別級王座を獲得しV3に成功。その防衛ロードでレスリングの基本技術「フルネルソン」を独自の押さえ込み技に昇華させ、フィニッシュホールドとしたことも大きく評価された。

受賞に青木は「一報を聞いて、熱いものがこみ上げてきたよ。今まで散々賞とかタイトルを取っても、これほどうれしいことはなかったんじゃないかな…」としゃがれ声を震わせる。その理由を「答えがないプロレスというものの中で、俺は『お前のプロレスはプロレスじゃない』って言われ続けたんだ。それが今回、お墨付きをもらったような…。黒帯をもらったような気分だ」とメガネの奥で瞳を光らせた。

受賞を大きく後押ししたフルネルソンについて「東北からのお告げでひらめいた」とうそぶく。そして「現代プロレスは派手に魅せる技が主流だけど〝単純に3カウントを取る技術もプロレスなんじゃないか〟と思ったんだ。つまりルールを研究して無駄を排除した結果だ」と説明。最後に「今年はGLEATに干され、ONEに干され、DDTに拾われた1年だった。タイトル戦で向き合った上野、HARASHIMA、勝俣瞬馬、クリス・ブルックスに感謝だ。全員で取った賞だと思う」と話すと、喜びの涙をぬぐってから自転車で走り去った。

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