【住之江ボートＳＧグランプリ・カウントダウン】佐藤翼「唯一経験がいらないのは、一走一走しっかり走ること」

デビュー約15年で、初めてグランプリの舞台に立つ佐藤翼

◇１６位・佐藤翼（３６＝埼玉）初出場

２００９年１１月のデビューから１５年１か月――。いよいよ頂上決戦の舞台に立つ。「グランプリに出るということが自分にとって一つの目標でもあったので、そこに行けることがれしいし、ホッとしています」と、大舞台出場を決めた心境を明かす。

「正直、上半期に関しては全然だったと思います」と話すように、９月まで目立つような活躍はなかった。しかし、１０月に入ると一変する。若松ＧⅠ７２周年記念で優出（４着）すると、地元・戸田のＳＧダービーで準Ｖ。そして、１１月も住之江ＧⅠ高松宮記念で優出（６着）、下関ＳＧチャレンジカップでも優出（５着）と、この２か月に一気に賞金を積み上げた。

初体験となる大舞台に向けて「特に変わることはないですね。あとは気持ちです。そこが一番大事。それがないと走れない場所ですから」とテンションは高まっている。

そして「正直、頂点を取ると思いたくても、経験したことがないから、どうやって思えばいいのか…。唯一、経験がいらないのは、一走一走しっかり走るということ。今までの一走一走に込める思いを全部出し切れたら…」と力強く言い切る。