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「冷え性」に効くツボ ベストなタイミングはお風呂上り 継続すれば確実に効果

東スポWEB / 2024年12月15日 10時9分

三陰交(写真①)

冷え性に悩まされる中高年にはツボ押しが効果的だとされる。簡単に自分1人でツボ押しするやり方を東洋医学の専門家に聞いた。

【心地よい程度の強さで】

ツボ押しというと資格を持ったプロでないとできないと思う人も多いかもしれない。しかし「専門家にやってもらわなくても、マッサージして気持ちよければ自律神経のバランスの回復に効果があるのです」と言うのは東京医療福祉専門学校(東京・中央区八丁堀)講師で医学博士の大内晃一氏だ。

自律神経は血管や消化器系、内分泌系などを調整しており、交感神経と副交感神経とから成っている。冷え性の人は、交感神経が緊張して副交感神経の機能が低下している。ツボ押しで副交感神経が刺激され、自律神経のバランスが回復される。もちろんツボは他人に揉んでもらってもいいのだが、自分で手の届くところにあるツボを毎日10分間くらい揉むだけで効果が期待できる。前回紹介した冷え性に効果的な3つのツボを、心地よい程度の強さで圧をかけて指圧マッサージするとよいという。

具体的には「三陰交」は内くるぶしから指の幅4本分ほど上で、スネの骨の後ろ側の縁の部分にあるので、そこを親指でやさしく押すとよい(写真①)。

「湧泉」は、足の裏の足指を曲げるといちばんくぼむところにあるので、両手の親指を重ねてやや強めに押すと、より効果が高まる(写真②)。

また「太谿(たいけい)」は、ふくらはぎの先端のアキレス腱の内くるぶしの後ろのくぼみにある(写真③)。触ると、動脈の拍動を感じるところを親指で押す。

【関節症にもツボ押しは効く】

なお、冷え性の人は関節症の症状を伴うことが多い。先に紹介した湧泉のツボは生命エネルギーでもある腎気が不足し、慢性疲労症状を伴うような関節の不快感に効果があり、冷え性でなくともこのような関節症の人は自分でツボ押しを試してみるといい。

ツボ押しは、どんなタイミングでするのがいいのだろうか。ベストは風呂上がりであり、飲んだり食べたりする前の方がよい。簡単なマッサージなのに、継続すれば確実に効果が出るそうだ。

押したとき痛みを感じるような場合は、個人差もあるが、揉んでいると痛みが心地よさに変わっていき、痛みがいつとはなしに感じなくなるものだ。ただし、痛みが耐えがたいようなレベルだったりする場合は避けるべし。

またマッサージは、1人でもできるが、2人でお互いに揉み合うのも効果的だ。食べ物ではニンジン、ショウガやダイコン、カブなど根菜類を積極的に摂取するとよい。逆にレタス、キャベツ等の葉菜類や果物は体を冷やしてしまう恐れがあり、生での摂取は控えた方がいい。

大内氏は「紹介したツボにお灸を用いるのもいいですね。熱さの程度も様々なタイプのお灸が市販されていますので、個人に合った心地よい熱さを選べます」とアドバイスを付け加えてくれた。

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