巨額契約でメッツ移籍決断のソト 〝警備員問題〟は無関係か「金だ。大金だ」

ソトはメッツ入団会見でオーナー一家との写真撮影に応じた（ロイター＝USA TODAY Sports）

ヤンキースからＦＡとなり、メッツに移籍したフアン・ソト外野手（２６）の周辺が騒々しいままだ。

すでに入団会見も済ませたが、プロスポーツ史上最高額となる１５年総額７億６５００万ドル（約１１４７億５０００万円）とあって、その余波はまだまだ収まる気配がない。地元紙「ニューヨーク・ポスト」のジョン・ヘイマン記者は「ヤンキースの警備員が４月か５月にソトの両親の１人をヤンキー・スタジアムのある場所から連れ出したことがあり、ソトが『ネガティブな感情』を抱いた」と告白。さらに、この警備員がシーズン終盤の雨が降りしきる日に「ソトの運転手とシェフを外に立たせていた」とも〝暴露〟した。

ソトを取り巻く人たちへ配慮を欠くともみられる行動の数々に不信感を抱かせ「１６年総額６０００万円」とも伝えられるヤンキースのオファーを蹴ったとされる。

だが、１４日（日本時間１５日）に米メディア「ＦＡＮＳＩＤＥＤ」は真っ向から反論した。

「ヤンキースはソトが突然退団する数時間前までリードしていた。警備員とパーソナルシェフの騒動にもかかわらず、ソトは（ヤンキースに）復帰する態勢を整えているように見えた。争奪戦の最後の数時間に、ソトの意見を一変させる何かが突然起きた。その何かとは『金』だった。大金だ」

球場の警備員の問題は単なる〝後付け〟に過ぎず、条件を引き上げたメッツ側のオファーに飛びついただけとの見解だが、果たして――。