米ニュージャージー州で続々とUFO目撃情報 政府の「ドローン」説明にユリ・ゲラー氏「最大の隠ぺい工作」
東スポWEB / 2024年12月16日 6時4分
ここ1か月、米ニュージャージー州でUFOの目撃情報が相次ぎ、正体を巡って全米が騒動になっている。最初は地元住民が不安を感じて地元ローカルメディアとUFOに特化したメディアが報じていただけだった。そのうちFBI(米連邦捜査局)も乗り出し、州議員、州知事、上下院議員、バイデン大統領、トランプ次期大統領などがこのUFOに言及するようになり、最近は米CNN、NBC、ABC、FOX、ニューヨーク・タイムズ、ワシントン・ポストなど主要メディアも盛んに報じている。
最初は11月18日、同州上空に「SUV(車)サイズのドローン」が数十機飛び回って話題になって以降、連日続いている。赤、青、白などさまざまな光を発し、拡大するとドローンのように見える。このドローンを誰が何のために飛行させているのかがいつまでたっても不明のままだった。公的機関からの発表はなく、このドローンを捕獲した例もなく、本当にドローンなのかも不明であるため、UFOと言わざるを得ない状況になっている。
しかも、現在までにこのUFOはニュージャージー州の少なくとも12郡、ペンシルベニア州東部、ニューヨーク州北部、メリーランド州、バージニア州、カリフォルニア州などの一部で目撃されるようになった。政府窓口への通報は5000件を超えた。
各主要メディアはイラン、ロシア、中国など敵対的な外国勢力のドローンの可能性を指摘し、マイナーメディアは「宇宙人の乗り物だ」と報じた。米政府が情報を隠しているとの陰謀論も噴出している。
トランプ氏も14日、SNS「トゥルース・ソーシャル」を通して、「全国各地で謎のドローンが目撃されている。本当に政府の知らないところでこんなことが起きているのだろうか? そんなことはないと思うぞ! 今すぐ国民に知らせよう。さもなければ、ドローンを撃ち落とせ!」とバイデン氏に要請した。
政府は14日、国土安全保障省の報道官が「多くは有人航空機の誤認だ。ほとんどは有人航空機をドローンと間違えたケースである可能性が高い」と火消しを図った。FBIの担当者は「起源を突き止めるため全力を尽くしているが、ちょっと過剰反応があると思う」と声明を出した。国防総省(ペンタゴン)当局者は「外国の勢力と連携していたり、悪意を持っていたりすることを示す情報や観察結果は得られていない」と述べた。
全米を巻き込んでいる騒動についてUFO研究家は「11月18日に最初のドローン目撃情報が報告される数日前に、イラン船がニュージャージー州沖で目撃されたので、同州選出のジェフ・ヴァン・ドリュー下院議員は『イランのドローン』と言いました。ところが、イラン船がいなくなってからもバンバン飛んでいるので、民間人の便乗イタズラと言われましたが、FBIが数週間捜査しても分からないんです。米軍が把握しているという情報がありますが、口を閉ざしています。最初にドローンと言われたのに、後にUFOと言われるようになった珍しいケースです」と指摘する。
なおスプーン曲げで有名なユリ・ゲラー氏はここ数日間、「ドローンではない。高度な技術を持つUFOの警告で、わざと目撃されるように飛んでいる。それをドローンだとするのは、ロズウェル事件以来の最大の隠ぺい工作だ」と主張している。
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