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【新日本】EVIL 緊急会見で〝反則阻止〟の指針発表「正々堂々戦う棚橋の姿に戻してやりたい」

東スポWEB / 2024年12月17日 5時9分

緊急会見を開いた(左から)高橋裕二郎、EVIL、SHO

新日本プロレスのEVILが、次期シリーズ(18日、所沢で開幕)前に怒りの緊急会見を開いた。来年1月4日東京ドーム大会で棚橋弘至(48)とのシングル戦を控える自称最高権力者は、8日熊本大会の試合が大荒れになったことを問題視。「ハウス・オブ・トーチャー(H.O.T)」の高橋裕二郎(43)、SHO(35)とともに本紙を緊急招集し、何とも理不尽な「今後の指針」を発表した。

東京ドームでの一騎打ちに向け、EVILと棚橋の遺恨は深まり続けている。熊本大会の10人タッグ戦では、たび重なるH.O.Tの反則行為に棚橋の堪忍袋の緒が切れ、イス攻撃による反則決着という大荒れ模様に。2026年1月の引退を表明している棚橋は、EVIL戦に進退をかけると宣言し、ルールもランバージャックデスマッチに変更された。

そして次期シリーズ開幕を直前に控えたこの日、けたたましく鳴った記者のスマホには「EVIL」の邪悪な4文字が…。都内の新日本事務所に急行すると裕二郎とSHOの姿もあり、有無を言わさぬまま3人による記者会見が始まった。

EVILは「棚橋が『負けたら即引退』を口にしたのも、全ては俺の手のひらなんだよ」と不敵な笑みを浮かべつつ、熊本での棚橋の行動を問題視。「目に余る反則だったし、そこにヘイトがたまって俺の会社に影響があったら一大事だ。当然厳しく向き合っていく。一つ言えるのは、棚橋弘至は許さない。以上だ」と、自分たちのことを棚に上げつつ、どこかで聞いたことのあるような「反則の阻止」という今後の指針を示した。

続けて裕二郎は「偉大なレスラーだったことは認めてやるし、棚橋の引退試合ならメインでもよかったはずだよ。だが今の棚橋は反則で試合をぶち壊すことしかできない。悪いことしそうだなっていうヤツの試合を、俺はやっぱりメインに組むべきじゃないと思ってる」となぜか険しい表情。全9試合中4試合目という試合順を決めたのは、裕二郎だというのか…?

さらにSHOまでもが「私からも補足します」と発言を開始。「本隊というものの意義ですよね。正々堂々と正面から戦うスピリットを強く打ち出しているH.O.Tこそが団体の中心に常にあり続けるべきだと思ってます。つまりどういうことかと言うと…本隊なんかいらんのじゃ、クソッタレ」と、丁寧語からあっさり馬脚を現した。

最後はEVILが「ようやく棚橋をランバージャックという逃げ場のないルールに追い詰めることができた。できれば俺の力で、最後の最後くらいは正々堂々戦う棚橋の姿に戻してやりたいと思ってるよ。棚橋は弱かったけど反則しないでよかったなと、最後はスカッとした感じで帰ってもらえるようにしてやるから、よく覚えとけ」と言いたい放題で会見は終了。気前よく写真撮影に応じた3人は、嵐のように事務所を去って行った…。

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