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【箱根駅伝】青学大・原監督 マラソン強化めぐり…日本陸連に舌鋒「もっと現場に下りてこないと」

東スポWEB / 2024年12月17日 6時14分

――マラソンといえば、日本陸連はロサンゼルス五輪の代表選考で「ファストパス」(※)を導入した

原 そもそも日本陸連の人たちが、もっと現場に下りてこないといけない。日本陸連の人が視察と称して現場に来たことはない。日本陸連として強化をするにあたって、現場の指導者との懇親会、戦略会の機会は持つべきだと思う。正直、日本陸連からいきなり言われても、何も現場には下りてこない。数字遊びをするなという話で、どういうメソッドを持った上でタイムを狙うのかと。(2時間)3分台で走った日本人は誰一人いない。数字だけ独り歩きして、現場に意識づけもせずして勝手にやるなという話ですよ。

――陸上界の課題は山積みだが、原監督が今後やってみたいことは

原 もしお話があればスポーツ庁長官には興味がある。最近、特にスポーツ界、ビジネス界の「界」というくくりが好きじゃない。あなたはスポーツ界の人でしょ? あなたはビジネス界の人でしょ?みたいな感じは、おかしいと思う。スポーツを通じてコミュニケーション能力、計画力、分析力、突破力などを養っている。ゴールから逆算していくメカニズムはスポーツ界でもビジネス界でも同じ。だから、スポーツを引退した選手でも、ビジネスの方でセカンドキャリアに生かされるはずなので、新しいスポーツのあり方を世の中に広げていきたいです。(インタビュー・中西崇太)

※来年3月から2027年3月までのレースで、設定タイムを突破した最上位の選手が内定する制度。男子の設定タイムは2時間3分59秒。

☆はら・すすむ 1967年3月8日生まれ。広島県出身。世羅高で主将として全国高校駅伝準優勝に貢献。中京大3年時には日本インカレ(日本学生選手権)の5000メートルで3位入賞を果たした。中国電力では5年間選手として活動。引退後は同社の営業部で輝かしい実績を残し「伝説の営業マン」と呼ばれた。2004年に青学大陸上競技部監督(長距離ブロック)に就任。15年~18年には史上6校目の箱根駅伝4連覇を達成した。19年からは同大地球社会共生学部の教授も務める。

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