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井上尚弥に挑むグッドマン 負傷は1か月で治るのか…現役世界ランカー「そんなに変わらない」

東スポWEB / 2024年12月18日 5時10分

今年5月、井上尚弥(左)の試合を生観戦しているグッドマン

延期の影響は…。ボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(31=大橋)の防衛戦(東京・有明アリーナ)は、IBF&WBO同級1位の挑戦者サム・グッドマン(26=オーストラリア)が練習中に左目の上に裂傷を負ったため、今月24日から来年1月24日へ延期された。

元WBOアジアパシフィック・フェザー級王者でWBC同級8位の阿部麗也(KG大和)はユーチューブ「ボクサートリオch」の中で、試合10日前のタイミングでの延期決定の影響について言及。「キツいですよね。減量もやってラスト10日となると、ムダも全部落として、いよいよ最後の体重調整に入って、練習も落として、最後の仕上げというタイミングだから。そこで1か月延びましたとなると…。じゃあ、めっちゃ食っていいかと言ったら、戻せるわけでもない。かと言って、10日前の体重を維持するわけにもいかないし」と調整の難しさを懸念した。

さらに「今回、ただの1か月というより、年末をまたぐ。選手のモチベーションの中ではクリスマスに勝っていい新年を迎える、楽しい年越しをしようというモチベーションは絶対にあると思う」とメンタル面への影響を指摘した。

また、グッドマンの負傷の回復具合も気になるところ。阿部は「自分も過去に、試合の2週間前とか、3週間ないぐらいのタイミングでカットしたことが2試合ある。日本タイトルと世界タイトルの挑戦者決定戦」「2週間あれば、縫って抜糸までできるというのがあったので。試合中切れるのは覚悟で、自分は延期とか迷いは全くなくやった」と過去の試合を振り返る。

さらに「キコ・マルチネス戦(IBF世界フェザー級挑戦者決定戦)の時は6、7(ラウンド)ぐらいでカットしたんですけど、最後まで試合は続いて判定で勝った。もう1試合は源大輝戦(日本フェザー級タイトルマッチ)、ギリギリ(試合直前に)抜糸できたぐらいの時はカットしなかった」と自身の経験を明かした。

その上で「正直、10日から1か月に延びたところで、ここ(患部)の強度ってそんなに変わらないと思う。過去の経験上、切れる時は切れちゃう。1か月ぐらいじゃ、切れやすいのは確かなんで」と現役選手の視点から解説した。

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