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【山口敏太郎の現代妖怪図鑑218】「飴玉婆さん」幸運に恵まれるとアメをくれるけど…

東スポWEB / 2024年12月18日 11時39分

飴玉婆さん

オカルト評論家・山口敏太郎氏が都市伝説の妖怪、学校の怪談、心霊スポットに現れる妖怪化した幽霊など、現代人が目撃した怪異を記し、妖怪絵師・増田よしはる氏の挿絵とともに現代の“百鬼夜行絵巻”を作り上げている。第218回は「飴玉婆さん」だ。

日本中どこでも現れる妖怪である。悩んでいる人間がいると声を掛けて、幸運に恵まれる飴玉をくれる。もらった人間は、あまり期待もせず、その飴玉をなめていると、なぜか良いことが次々と起きる。

学校で一番かわいい女の子に告白されたり、テストで100点を取ったり、かなりラッキーだと思えることが次から次へと舞い込む。

「あのおばあさんに、飴玉をもらって、もっともっと幸せになるぞ」と思い込んだ人間が婆さんを必死になって探し続ける。ようやく、探し当てた婆さんは「飴玉などあげていない。あげたのは人間の目玉だ」と言うのだ。

恐るべきことにこの人間の目玉をなめると、幸運が舞い込むのだが、その対価として自分の目玉を婆さんにあげることになる。その人間は、哀れにも目玉をくり抜かれてしまった。

体の一部を持っていってしまう妖怪は多い。「耳そぎ婆さん」は耳をそいで持っていってしまう。「カシマさん」は雨の日に出現して、人間の足を持っていってしまうと言われている。

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