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米国でロックは死んだのか―― ビルボード200中ロックは29枚 しかも旧作

東スポWEB / 2024年12月18日 18時19分

チャートを席巻したテイラー・スウィフト(ロイター)

衝撃の結果だ。米音楽誌「ビルボード」が2024年に最も売れたアルバム「ビルボード200」を先日発表したが、トップアルバム200枚のうち、ロック分野はわずか29枚で、しかも、そのどれもが過去にリリースされたものだった。

チャート入りした29枚のうち、ロック分野の最高位は34位のフリートウッド・マックの「噂(Rumours)」で、これは実に47年も前の1977年にリリースされた名盤。続く2番目は全体の35位で、エルトン・ジョンのベスト盤「ダイアモンズ~グレイテスト・ヒッツ」(2017年リリース)だった。

実際、同チャート入りしたロックアルバムのほとんどはベスト盤だった。それ以外はフリートウッド・マックを除くと、93位でニルヴァーナの「ネヴァーマインド」(1991年)、162位でAC/DCの「バック・イン・ブラック」(1980年)、180位でリンキン・パークの「ハイブリッド・セオリー」(2000年)と197位でサブライムの「サブライム」(1996年)だけだった。

「ビルボード200」の1位は今年4月にリリースされたテイラー・スウィフトの「ザ・トーチャード・ポエッツ・デパートメント」で、2位もスウィフトの「1989(Taylor’s Version)」で、これは2023年にアルバム「1989」を再録音したものだった。

さらに、9位と10位もそれぞれスウィフトの「ラヴァー」(2019年)と「ミッドナイツ」(2022年)だった。チャート全体ではポップのほか、ラップやR&Bが占めた。

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