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【新日本】辻陽太が米AEWとの〝土下座外交〟に異「暗黒時代に逆戻りだぞ」

東スポWEB / 2024年12月19日 5時9分

AEWとの〝外交問題〟に異を唱えた辻陽太

新日本プロレスの辻陽太(31)が、米AEWとの〝外交問題〟に異を唱えた。来年1月4日東京ドーム大会では王者デビッド・フィンレー(31)VS辻のIWGP・GLOBALヘビー級選手権が行われ、勝者は翌5日の合同興行「レッスルダイナスティ」(東京ドーム)でAEW勢との防衛戦が決定済み。この状況を疑問視する辻は――。

GLOBAL王座戦線はドーム2連戦で大きく動く。5日大会では辻はジャック・ペリー、フィンレーがブロディ・キングと、それぞれAEW勢とのシングル戦が決定。4日大会勝者の試合が、王座戦として行われることがアナウンスされた。

しかし辻は「AEWの選手というだけでタイトルマッチになるのはおかしいと思うんですよ。ベルトを欲しいと発言もしてない状況で、勝った方が次はAEWの選手とタイトルマッチですというのは。新しく編成されたばかりなのに、IWGP実行委員会は方向性を間違っているんじゃないかと疑問に思いますね。最近もIWGP世界のタイトルマッチがくじ引きで決まったり、そんなのでいいのかという気持ちがあります」。実績もなく挑戦表明もしていないAEW勢の挑戦資格に疑問符をつける。

同様の事態はIWGP世界ヘビー級王座(現王者はザック・セイバーJr.)戦線でも起きている。合同興行とはいえ、最高峰王座にも他団体勢が簡単に挑戦できる状況を「どこまでAEWにこびを売れば気が済むんだと。いつまでもナメられてんじゃねえぞ、新日本プロレスと言いたいですね。〝土下座外交〟するようでは暗黒時代に逆戻りだぞと警鐘を鳴らしたいです」と苦言を呈す。

その上で「決まった以上は、やっぱり普通のシングルマッチにしましょうとは言えないですよね。ただ俺が王者になったら、こういう『ん?』と思うことは減らしていきたい」と、ベルト奪取後の公約として〝政治色の一掃〟を掲げた。

一方、15日(日本時間16日)の米カリフォルニア大会でジャック・ペリーにフォール負けを喫した後に「お前からのSOSはちゃんと受け取ってる」と発言。〝お前〟とは、ペリーと「ジ・エリート」で共闘するオカダ・カズチカだと明かす。

「今の自分に納得できていないんじゃないかと。だってあれだけ新日本で活躍していたオカダ・カズチカが中指立てて股間蹴ってるんですよ? でもそんな状態で新日本のリングに上がるのは恥ずかしいから、ペリーを使って俺にちょっかいかけてきてるんじゃないか」と推測を披露した。

「俺からアクションを起こすことはないですよ。ジャック・ペリーが俺に負けた時に彼がどういう行動を取るか、レスラーとしての器量が測られるところだと思うので。もしアクションを起こさなかったら、レスラーとしてのプライドはカネの海に捨てたってことですよ」と不敵な笑みを浮かべたが、果たして――。

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