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【F1】角田裕毅の〝落選〟決定が大波紋「最も論理的で最善の選択肢を断念」「チームとして卑劣」

東スポWEB / 2024年12月19日 19時55分

角田裕毅

F1レッドブルが19日、来季のドライバーに姉妹チームであるRBのリアム・ローソン(22)を昇格させると発表し、最終候補まで残っていた同チームの角田裕毅(24)の落選が決定した。実力、実績ともに数段上でファンやメディアからの支持率も高かった角田が落選となるレッドブルの〝不可解起用〟に、世界中で大きな波紋が広がっている。

角田はレッドブルの姉妹チームであるRBで4年間実績を積み、今季はたびたび快走を見せるなど驚異のパフォーマンスを披露。今季途中にローソンがRBに加入後も速さでは圧倒し続けていた。

しかし、人事権を握るレッドブルのクリスチャン・ホーナー代表が以前から角田の昇格に消極的で、ローソンを推しているとされてきた。そして実際に、ローソン昇格で最終決定が下された。

今回の発表を受けて、海外から批判が殺到。SNS上では、オーストラリアのファンが「これは完全に間違っている。角田が席を得るべきだった。ローソンはまだレッドブルの準備ができていない」、英国のファンからも「ユウキがやるべきだった。チームとして卑劣な行動だ。何を学んだのだろうか。ユウキは君たち(レッドブル)に自分を証明するために他に何をしなければならないのか?」などと声を上げるなど、世界中からレッドブルの判断に非難ごうごうだ。

また、英モータースポーツ専門メディア「ザ・レース」も角田が昇格しない判断に真っ向から反論を唱えた。

「レッドブルは、来シーズンのF1でマックス・フェルスタッペンと組むという最も論理的で、おそらくは最善の選択肢を断念した」と指摘。「2025年に角田裕毅を起用するほうが理にかなっている。確実な利点がある。角田は徐々に多くの条件を満たしてきた。彼は過去2年間、フェルスタッペン以外では最速のレッドブル(グループの)ドライバーだった。そして今では最も経験豊富でもある。彼のチームは、マシンから最大限のパフォーマンスを引き出すために、ますます彼に頼ることができるようになった。そして彼は、感情のコントロールと技術的なフィードバックで進歩を遂げてきた」と角田こそレッドブルにふさわしいと強く主張した。

さらに「ローソンの策略が失敗すれば、レッドブルはより多くの損失を被ることになる。一方、角田が来年スタートして失敗してシーズン中盤または年末に彼を解雇した場合、レッドブルが信頼していないドライバーであることを考えれば、実際に何を失うことになるだろうか?」とローソンを先に昇格させるリスクも指摘。レッドブルの角田冷遇は、今後も尾を引きそうだ。

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