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【フィギュア】鍵山優真が全日本初V 大の字で喜びを表現「昌磨さんの真似をしてみた」

東スポWEB / 2024年12月21日 21時29分

演技終了後、大の字に倒れこむ鍵山優真

フィギュアスケート男子で北京五輪銀メダルの鍵山優真(オリエンタルバイオ・中京大)が、初の日本一に全身で喜びを表現した。

ショートプログラム(SP)首位で迎えた全日本選手権2日目(21日、大阪・東和薬品ラクタブドーム)のフリーでは、冒頭の4回転フリップで4・71点のGOE(出来栄え点)を引き出すと、その後も大きなミスなくまとめ、リンクに大の字になって倒れ込んだ。

205・68点をマークし、合計297・73点で初優勝を果たした新エースは「すごく気持ちよかった。寝そべることはどうなのかなと今まで思っていたけど、出し切れたからいいかなと。(宇野)昌磨さんの真似をしてみた。いい演技じゃないとじゃないとああいうことはしない(笑い)」と頬を緩めた。

父・正和コーチも同大会で3連覇しており、史上2例目の親子Vを達成。「久しぶりに父が感動して涙してくれた。自分が最後まであきらめずに滑りきれたのももちろんうれしいが、コーチの方々が感動だったり満足していただけるのが、僕にとってもすごくうれしい」と声を弾ませた上で「父が金メダルを取った個数を超えたいので、もっと頑張りたい」と決意を新たにした。

今大会の優勝で世界選手権(来年3月、米国)の代表に内定した。テッペンを見据える上で「本当に強いライバルの選手がたくさん出ると思う。今のままでは表彰台に上れるかどうかすら危ないライン。しっかりと僕の中で日々120%を出せたと思うような練習を積み重ねていきたい」と切り替えを強調。大舞台でよりハイレベルのパフォーマンスを見せつける。

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