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【阪神】佐藤輝明が〝鬼門〟克服誓う「甲子園でホームランを打ててこそ価値がある」

東スポWEB / 2024年12月22日 5時14分

野球教室に参加した佐藤輝。笑顔で子供たちからの質問に答える

浜風が吹く街で生きていく――。阪神・佐藤輝明内野手(25)が21日に兵庫・西宮市内で野球教室を行い、約40人の野球少年、少女たちと交流した。この日のイベントには佐藤輝が少年時代に在籍していた野球チーム「甲東ブルーサンダース」の子供たちも参加。「自分にとっても原点。野球教室は今後も続けていきたい」と背番号8は充実の表情で一日を振り返った。

虎の球団所在地でもある西宮市は、小中高時代を過ごした大切な地元。宿命に導かれるようにタテジマに袖を通すこととなった佐藤輝だが、甲子園球場に吹く浜風は左打者である自身にとって何とも呪わしい舞台装置だ。特に今季前半戦では、芯で捉えた右翼方向への打球を何度も風で押し戻され「もうこの球場ではホームランを狙えない」と弱音をこぼしたことも。甲子園でマークした今季の本塁打数は僅かに4本。昨季の13本から大きく数を減らすこととなった。

今オフも打撃向上のためのフォーム改造に余念がない佐藤輝だが「甲子園でホームランを打ててこそ価値があると思う。風を気にしすぎても仕方ない。自分のバッティングが崩れるだけなので」と来季も自然体の姿勢で打席に臨むことを強調。地元・西宮の子供たちに「いいところを見せてあげたい」と巻き返しを誓った。

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