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【佐世保競輪・九十九島賞争奪戦】松本秀之慎がまくってA級〝ナンバーワン〟

東スポWEB / 2024年12月22日 15時54分

レインボーカップを見事に制した松本秀之慎

大阪・関西万博協賛G3「開設74周年記念 九十九島賞争奪戦」を開催中の長崎県・佐世保競輪場で22日、A級〝ナンバーワン〟を決める企画レース、レインボーカップA級ファイナルが行われ、松本秀之慎(22=熊本)が勝利。1着賞金142万2000円を獲得した。松本は2着・佐方良行(44=熊本)、3着・武藤篤弘(40=埼玉)とともに日付けでS級2班へ特別昇級する。

選考期間(7~9月)の平均競走得点ベスト9によって行われる一発勝負。今期は5Vと活躍した松本が新たな〝勲章〟を手にした。

同期の坂田康季に前を任せ、後ろは同県先輩の佐方が固めた九州トリオは「ラインから優勝者を」が合言葉だった。最終ホーム7番手から仕掛けた坂田に勢いをもらい、2角では自力にチェンジ。逃げる小原丈一郎の番手から張り気味に出た橋本智昭の抵抗をしのいだ先が栄光のゴールだった。

「(坂田は)ホームから無理にきついところを行ってくれたので。迷ったけど早めに外に踏んだ。最後は差しているか分からなかったけど気持ちで1着に届いた」。

新期となる来年1月からの定期昇級は決まっていたが、ひと足先にS級へ戦いの舞台を移す。「特進はしたいと思っていた。9連勝(3場所連続完全優勝)はできなかったが特進という形でいけた」と話し、「レベルが1個上がるので自分を精一杯出せるようにしたい」と希望に胸を高まらせていた。

約140万円の高額賞金の使い道については、戦前にモチベーションを上げるために好きなブランド品を購入しており「戻ってきたので良かった~」と表情を緩めた。

S級上位で活躍している兄・秀之介の背中を追って輪界に飛び込んだ肥後のイケメンが大きな〝勲章〟を手に大海原に飛び出す。

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