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【フィギュア】全日本2位の島田麻央に芽生えた新たな〝欲〟「来年はちょっと優勝してみたい」

東スポWEB / 2024年12月22日 21時24分

女子表彰式(左から)島田麻央、坂本花織、樋口新葉

フィギュアスケート女子で世界ジュニア王者の島田麻央(木下グループ)に〝テッペン取り〟の欲が芽生えている。

ショートプログラム(SP)2位で迎えた全日本選手権最終日(22日、大阪・東和薬品ラクタブドーム)のフリーでは143・42点をマークし、合計219・00点で自己最高の2位に入った。冒頭のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)は着氷も回転不足、4回転トーループは転倒と、大技2本を決め切ることはできなかったが、その後は大きなミスなくまとめた。演技後には「すばらしい選手が集まる全日本選手権で2位になれたことはうれしい。4回転の失敗はあったけど、その他はミスを引きずらずに滑れた。そこの部分では自分に打ち勝つことができたのが一番うれしい」と安堵の表情を浮かべた。

この日は世界選手権3連覇中の坂本花織(シスメックス)が合計228・68点で史上9人目の4連覇を達成。まだまだ差は大きいものの、2位に食い込んだことで新たな目標が生まれた。「2位になったぶん、来年はちょっと優勝してみたいなという思いが少し出てきた。あと1個順位を上げたいのなら、やっぱり優勝しかない」と決意を述べた上で「この3日間、シニアの選手と一緒に練習、試合をさせてもらって、スケーティングの部分で全然違うなと感じた。ジャンプももっと大きく跳んでいかないとシニアのトップには立てない」と自己分析した。

中学2年時から3年連続で表彰台の座を奪取した島田。「頂」への距離は着実に近づいている。

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