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井岡一翔が語る井上尚弥の強さ「才能があって努力してる」「距離感がすごい」

東スポWEB / 2024年12月26日 0時24分

井上尚弥と井岡一翔

ボクシングの前WBA世界スーパーフライ級王者・井岡一翔(35=志成)が25日、インスタライブを行った。

井岡は大みそかに東京・大田区総合体育館で同級王者フェルナンド・マルティネス(33=アルゼンチン)との再戦を控えている。現在、試合に向けて最終調整を行っている井岡は「チームのおかげですごくいいコンディションをつくれています。今はすごく、試合に向けて楽しみな気持ち」と充実感をにじませた。

前回7月に判定負けからリベンジを狙う再戦へ向けて「前回やっている経験があるんで。それはお互いなんですけど、その試合が大きな情報になる。前回の試合を戦って感じたことを考えて、見つめ直してやっていけるので。13ラウンド目だと思う。あの日の続きを見せたい」「必ずリベンジする姿を見せます。何度でも立ち上がる姿を証明してみせるので楽しみにしてください」と意気込んだ。

そうしたなか、ファンからは「もし(世界スーパーバンタム級4団体統一王者の)井上尚弥選手と同じ階級だとして戦うとなったら、どう戦いますか?」との質問も飛び出した。井岡は「そんな難しい質問する?」と戸惑いながらも「どう戦うと言うより…。自分のペースを取りにいくためには、彼から距離を支配するボクシングを展開しないといけないけど、彼って何がすごいって距離感がすごいわけよ。相手との距離感がめっちゃうまい。だから、強いパンチを打てるし、ディフェンスもできるし」とモンスターを分析する。

その上で「それ(距離感)を身につけようと思ったら、実戦。一番の練習、経験値って実戦、試合じゃん。それを、例えば井上選手の場合だったら、子供のころから大会に出て、そのころかずっと積み重ねている。鬼ごっこ感覚、タッチゲーム感覚で身につけているから。その身につけた時間ってすごいわけ。なおかつ、そこにセンスがある人が努力したらもっとすごい」と絶賛した。

さらに「それこそ、大谷翔平選手もそう。すごいポテンシャルやけど、生かせなかったら意味がない。そのポテンシャルを生かせるぐらい、自分で体をコントロールできてるわけ。なおかつ、そのポテンシャルがあって努力している。才能があって努力してるってすごいわけ」と最強メジャーリーガーの例を挙げながら「井上選手の場合は積み重ねてるし、実戦してるし。あの強さは安定した強さ」と改めて脱帽した。

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