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菊池雄星のエンゼルス移籍が佐々木麟太郎にもたらす大きな〝副産物〟

東スポWEB / 2024年12月26日 5時9分

2023年、エンゼルス在籍時の大谷翔平と談笑するブルージェイズ時代の菊池雄星

今季のMLBでは多くの日本選手が輝きを放った。6年目を終えた菊池雄星投手(33)もその一人で、来季からは自身4球団目となるエンゼルスでプレーする。拠点をカリフォルニア州アナハイムに移すことで、スタンフォード大学に留学中の佐々木麟太郎内野手(19)にも大きな〝副産物〟がもたらされると期待が高まっている。

今季開幕をブルージェイズで迎えた菊池は、7月末の電撃トレードで加入したアストロズで大活躍を見せた。移籍後の10試合で5勝1敗、防御率2・70の好成績をマークし、チームの地区4連覇に貢献。オフにはFAとなり、エンゼルスと3年総額6300万ドル(約97億円)の大型契約に至った。

そのエンゼルスは昨オフに大谷翔平投手(30)を失い、今季は球団ワーストとなる99敗(63勝)を喫し、地区最下位に転落。ポストシーズン進出を逃したのも10年連続となった。どん底からの巻き返しを図る球団は通算191本塁打のソレア(前ブレーブス)をトレードで、97勝右腕のヘンドリックス(カブスFA)らを獲得するなど補強を積極的に進めている。

菊池は「そこ(世界一)にコミットしているチームに行きたい」と語っており、こうした球団の姿勢も決め手の一つとなったようだ。また、代理人であるスコット・ボラス氏の本部事務所もエンゼル・スタジアムから車で30分程度の距離にある。メジャー移籍当初からアナハイム周辺の環境を熟知していたことも一因となったとみられる。

そうした中、母校の花巻東高校の関係者からは「これで大谷と合わせて同じカリフォルニア州に同郷の3人がそろった。雄星はそれを理由に選んだわけではないだろうが、年下の麟太郎をケアする態勢としても最適な環境がそろった」と歓迎する声が上がっている。

ロサンゼルスの大谷にアナハイムの菊池。さらに同州北部のスタンフォード大では、恩師である佐々木洋監督の長男・麟太郎が留学している。菊池にとって母校の後輩でもある麟太郎は弟のような存在だ。佐々木家で幼少期の麟太郎の面倒も見ており「彼がメジャーにやって来るまでメジャーで投げるというのが、自分にとってのモチベーションになっている」とまで語ったほどだ。

麟太郎の居住区までは飛行機でおよそ1時間20分。何か相談事があれば、すぐに飛んでいける距離でもある。ブルージェイズに在籍していた今年6月のアスレチックス戦には、麟太郎を敵地・オークランドの球場に招待して食事もともにした。菊池のエンゼルス移籍は佐々木監督への恩返しと麟太郎へのサポートにもつながりそうだ。

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