【大相撲】秀ノ山親方が〝5階建ての城〟を独占公開!こだわりは「あずみの松」、WiFiあります
東スポWEB / 2024年12月26日 6時10分
大相撲の秀ノ山部屋は初場所(来年1月12日初日、東京・両国国技館)で開設から2場所目を迎える。11月下旬には、東京都墨田区・東向島に部屋の建物が完成。新たな拠点で力士たちは連日、稽古に精進を重ねている。部屋の師匠で元大関琴奨菊の秀ノ山親方(40=本紙評論家)による連載「がぶりトーク」では、その本拠地の内部を独占公開。師匠のこだわりが詰まった〝城〟の全貌を紹介する。
【秀ノ山親方・がぶりトーク】読者のみなさん、こんにちは! 早いもので、私が10月19日に部屋を開設してから2か月あまりがたちます。11月の九州場所では故郷の福岡・柳川に宿舎を構え、地元のみなさまの支えのおかげで無事に乗り切ることができました。11月下旬には東京場所の拠点となる部屋の建物も完成し、力士たちとともに新たな生活をスタートさせたところです。
このほど完成した5階建ての部屋には、私のこだわりや支えてくださる方々の思いが随所に詰まっています。部屋の「顔」にあたる看板は、静岡の方に寄贈していただきました。1本のヒノキから切り出した板を静岡から能登まで運び、職人さんが輪島塗で仕上げた力作です。漆が何層にも塗られていて、朱赤で「秀ノ山部屋」の文字。神社仏閣でも使われる朱赤には、邪気を払う意味もあるそうです。
1階の稽古場には国技館と同じ「荒木田」の土を約50トン、運び入れました。上がり座敷を狭くしたぶん、土俵のスペースは広くしてある。すり足をする場所を広く確保するためです。奥の壁面には、姿見2枚と大型モニターを設置しました。力士たちは鏡やモニターのスロー映像で自分の動きを確認することによって、より多くのことに気付くことができるはずです。
こだわりと言えば、稽古場の羽目板やテッポウ柱、上がり座敷の板の間は全て、おかみ(祐未夫人)の故郷でもある長野の「あずみの松」を使いました。それから、稽古場の扉を開放すれば、部屋の隣の高齢者施設の方々に稽古を見てもらうこともできる。力士たちも、見られることで緊張感を持って稽古に臨めると思います。
2階にはちゃんこ場や風呂場、3階は若い衆の部屋と関取用の個室。4階にはトレーニングルームと、さまざまな分野の専門講師による講習会の開催などを想定してミーティングルームも設けてある。ちなみに、各階にはWiFiも入れてありますよ(笑い)。ただ、いくら設備を充実させても、それを活用できなければ意味がない。
-
- 1
- 2
この記事に関連するニュース
-
【大相撲】初土俵から79場所…〝苦労人〟玉正鳳が新入幕で笑顔「まだまだ成長していきたい」
東スポWEB / 2024年12月23日 17時19分
-
創設から半年の中村部屋が“当たらないぶつかり稽古”に挑戦 独自の稽古は弟子の意見を取り入れながら常に変化
スポーツ報知 / 2024年12月21日 23時7分
-
北の富士さんをしのぶ会に2000人 八角理事長が涙のあいさつ「親方との出会いがなければ今の私はない」
スポニチアネックス / 2024年12月18日 17時41分
-
元NHK藤井康生アナ 故・北の富士さんと実況席での思い出「ごめん、見てなかった」 その言葉の真意は
スポニチアネックス / 2024年12月18日 15時10分
-
ちゃんこ場で力士と過ごす九州場所、年に一度の「大将」は琴桜初優勝に「うれしかです」 料理人と佐渡ケ嶽部屋、ふぐがつないだ30年超の縁
47NEWS / 2024年12月17日 9時30分
ランキング
-
1大谷翔平が「凄いメンツの中に」 日本人が野球を代表…米放送局選出の8人が「レジェンド」
Full-Count / 2024年12月26日 14時17分
-
2甲斐拓也が“巨人カラーのネクタイ”で入団会見 決め手は「阿部監督ですね」、背番号は「10」を継承
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年12月26日 14時10分
-
3米スタンフォード大の佐々木麟太郎 妹・秋羽らと大谷翔平の父に近況報告「私たちの恩師」
スポニチアネックス / 2024年12月25日 22時54分
-
4真美子夫人も心配する「大谷翔平の左肩」の容態 整形外科医が回復への見通しを解説「本格的な投球再開まで2~3か月かかるのでは」
NEWSポストセブン / 2024年12月26日 7時15分
-
5大谷翔平が「日本開幕戦での二刀流復帰」にこだわる不思議…監督や球団幹部「難しい」と口揃えるのに
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年12月26日 9時26分
複数ページをまたぐ記事です
記事の最終ページでミッション達成してください