トランプ氏 ＮＨＬのウェイン・グレツキーをカナダの次期首相に推薦「立候補したらどうだ」

ウェイン・グレツキー（ロイター）

カナダのトルドー首相の辞任圧力が高まる中、トランプ次期大統領がＮＨＬの伝説的選手ウェイン・グレツキー氏をカナダ首相に推薦した。グレツキー氏はトランプ氏の選挙勝利後、「アメリカを再び偉大に」と書かれたキャップをかぶっているのが目撃された。米メディアＦＯＸニュースが２５日、報じた。

トランプ氏は２５日、ＳＮＳトゥルース・ソーシャルへの投稿で、カナダ首相候補として元ＮＨＬのグレツキー氏を支持すると表明した。

トランプ氏は「アイスホッケー界では『偉大なる人』として知られるウェイン・グレツキーと別れたばかりだ。『ウェイン、カナダの首相、近いうちにカナダ総督として知られることになる首相に立候補したらどうだ。君なら簡単に勝てるだろうし、選挙活動もする必要もないだろう』と言った」と記した。

続けて「彼は興味がなかったが、カナダ国民はウェイン・グレツキーのドラフト運動を始めるべきだと思う。見ていてとても楽しいだろうね！」と述べた。

トランプ氏の投稿は、カナダのトルドー氏が辞任圧力に直面している中で行われた。今月初め、フリーランド財務相がトルドー内閣を辞任した。同時に、野党党首のジャグミート・シン氏はトルドー氏に辞任を求めた。

フリーランド氏の辞任後、トランプ氏も発言した。

「財務大臣が辞任、もしくはジャスティン・トルドー知事によって解任されたことに、偉大なカナダ州は衝撃を受けている」とトランプ氏はＳＮＳに投稿した。わざとトルドー〝知事〟と書いたのは、以前トランプ氏が「カナダは米国の５１番目の州になるべきだ」と言ったことにかこつけ、トルドー氏をからかったのだ。

また、グレツキー氏は先月、トランプ氏が大統領選に勝利した後、フロリダ州パームビーチにあるトランプ氏の邸宅マール・ア・ラーゴで「アメリカを再び偉大に」と書かれたキャップをかぶっている姿が目撃された。