ディディ かつての男性部下に性的暴行などで訴えられる 乱倫パーティーは数日間続くと証言

ディディ（ロイター）

米人気ラッパーのディディとして知られる大物音楽プロデューサーのショーン・コムズ被告（９月に性的人身売買罪などで起訴）が、新たにかつての配下の男性に訴えられた。米ニュースサイト「ＴＭＺ」が先日に報じた。

訴訟を起こしたのはフィリップ・パインズ氏という男性で２０１９年から２０２１年までディディの下で働いていたと主張しており、性的暴行、セクハラ、性的人身売買などの罪でディディを訴えている。職務の一部にはディディの性癖とされるものが含まれていたという。

ＴＭＺが入手した訴状によるとパインズ氏は、ディディが乱交パーティーやドラッグ三昧の場として利用したホテルの部屋を準備しなければならなかったと主張。その後は掃除をして痕跡を残さないように努めたという。同氏はディディから赤いライト、アイスバケツ、アルコール、マリファナ、男性の性欲を高めるハニーパック、ベビーオイル、アストログライド、タオル、違法薬物、を部屋に用意するよう指示されたと主張している。

同氏はディディがこれらのセックスパーティーを「ワイルド・キング・ナイト」と呼んでいたといい、複数の女性が参加して数日間続くこともあったと主張している。訴状の中では、ディディが彼に汚れた場所の清掃もさせたと述べている。

またパインズ氏は、ホテルの清掃スタッフをなだめるためにチェックアウト時に多額のチップを残すことが多かったと語る。損害が報告されないようにするためだった。

訴訟の中でパインズ氏は、ディディが自分への忠誠心を試すために、ディディが見ている前で女性と性交するよう強要したという。「忠誠心を証明するためにボール遊びをする動物のように」パインズ氏を扱ったとも語っている。

同氏はディディのパーティーに参加したの有名人の１人がパーティー後に新型コロナウイルスに感染し、その有名人がパインズ氏にパーティーで感染した人がいるか尋ねたが、彼は沈黙を守るよう指示されたとも主張している。パインズ氏は現在、ディディに対して多額の損害賠償（金額は不明）を求めている。被害者はまだまだ出てきそうだ。