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中谷潤人 新ニックネーム「ビッグバン」定着させる! クエジャルとV3戦

東スポWEB / 2024年12月27日 15時54分

3度目の防衛戦への意気込みを語った中谷潤人

ボクシングの帝拳ジムは27日、都内で会見を開き、来年2月24日に東京・有明アリーナで2大世界タイトルマッチを行うと発表した。WBC世界バンタム級王者・中谷潤人(26=M・T)が同級6位ダビド・クエジャル(23=メキシコ)の挑戦を受ける3度目の防衛戦、WBA世界バンタム級王者・堤聖也(29=角海老宝石)が同級7位・比嘉大吾(29=志成)の挑戦を受ける初防衛戦に加え、WBA世界バンタム級2位・那須川天心(26=帝拳)とWBC同級5位ジェーソン・モロニー(33=オーストラリア)の同級10回戦も行われる。

バンタム級転向後も3連続KOの快進撃を続ける中谷は、「爆発的なパンチで倒していきたいという思い」で命名した新ニックネーム「ビッグバン」にたがわぬ豪快勝利を狙う。28勝(18KO)無敗で172センチの長身クエジャルを迎え撃つことに「全勝の選手なので、なにか特別なものを持っていると思う。しっかり対策をしたい」と油断はなし。これまでのニックネーム「愛の拳士」は自身のテーマとして持ち続ける意向で、「愛の力でビッグバンを見せられるように頑張りたい」と意気込んだ。

ボクサーのニックネームは多種多様だが、中には定着せずに忘れられた例もある。すでに圧倒的な実力を見せている中谷にその心配はないと思うが、ファンが期待する試合内容のハードルも高くなっている。しかし、「そこはものすごくありがたい。そこをさらに超えていくパフォーマンスを自分自身、大事にしている」と前向きに受け止め、「今回も引き続きノックアウトをお見せできるタイミングをつくっていけたら」と、ビッグバンを即定着させることに意気込みを示した。

今回は実現しなかったが、「早く決まってくれれば、ありがたい」と団体王座統一戦を熱望。IBF同級王者の西田凌佑(六島)が対戦を希望しており、「ありがたいですね。話が早い」と歓迎した。バンタム級は4団体の世界王者がすべて日本人。多くのスターがきらめくバンタム級の宇宙で大爆発を起こす。

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