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フロリダ州でピザ配達人が凶行 〝チップ2ドル〟を恨み…客をナイフで14回刺す=米報道

東スポWEB / 2024年12月27日 18時39分

凶行に及んだブリアナ・アルベロ被告(オセオラ郡保安官事務所のフェイスブックから)

米フロリダ州のピザ配達人の女がチップを2ドルしかもらえなかったことを恨み、客を14回も刺す事件が発生し、米国民に衝撃を与えている。米メディアNBCニュースが27日、報じた。

裁判記録によると、犯行に及んだブリアナ・アルベロ被告(22)は殺人未遂、銃器による住居侵入、誘拐、加重暴行の罪で起訴されている。事件当時、アルベロ被告に同行していたとされる男の身元はまだ明らかになっていない。

事件で提出された宣誓供述書によると、客の女性とそのボーイフレンド、そして女性の5歳の娘は誕生日を祝うためにモーテルに滞在し、ピザを注文した。

アルベロ被告は33ドルのピザを配達したところ、客の女性から50ドル札を渡され、釣り銭を要求された。しかし、アルベロ被告は釣り銭を持っておらず、女性は小額紙幣を探して、35ドルかき集めた。つまり、アルベロ被告に2ドルのチップしか渡さなかった。女性によると「アルベロは目を丸くして、何も言わずに立ち去った」という。

その約90分後、女性はモーテルのドアをノックする大きな音を聞いた。ドアを開けると、マスクを着けた全身黒ずくめの男女が部屋に押し入ってきた。

男は拳銃を振りかざし、女性のボーイフレンドにトイレに行くよう要求した。そしてアルベロ被告と思われるもう一人の人物はポケットナイフを取り出した。

アルベロ被告は女性のハンドバッグをあさり、娘のニンテンドースイッチを壊した。女性は子供を守ろうと振り向いたところ、腰を刺されたと訴えたという。アルベロ被告は携帯電話を奪って壊し「ナイフで彼女を何度も刺し始めた」という。その後、銃を持っていた男は「もう行く時間だ」と叫び、暴行を止めた。女性は14回刺され、胸、腕、脚、腹部に傷を負った。

なお、地元の病院で治療を受けている間に、被害社の女性は妊娠していることが分かったという。宣誓供述書は、オセオラ郡保安官事務所での女性のインタビューに基づいている。

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