【静岡競輪・ガールズグランプリ】石井寛子が２回目のＶ「応援してくれた多くの人のパワーのおかげ」

石井寛子が経験を武器に２回目のグランプリ制覇を成し遂げた

静岡競輪の大阪・関西万博協賛「ＫＥＩＲＩＮグランプリ２０２４シリーズ」は２９日、２日目を行い１１Ｒの「ガールズグランプリ２０２４」は坂口楓華の先行を２番手で追った石井寛子（３８＝東京）が直線突き抜けて２０１７年平塚以来、７年ぶり２回目の大会制覇を達成した。

石井は優勝賞金１４３０万円（副賞含む）を獲得し、獲得賞金は３５６４万円となり賞金女王の座に輝いた。なお、人気を集めた佐藤水菜は２着に敗れた。

経験の数はダテではなかった。昨年、記録は途切れたがこれまで１０年連続して戦った大舞台だ。あらゆるノウハウを総動員し、直線一気の猛襲劇で２回目の栄冠をつかんだ。

「グランプリはこれまで前々勝負が多かったけど前々にいて勝てない日が続いたし、今年は後ろから。我慢のレースを選びました」

坂口の後ろに狙いを定め、真後ろにいた佐藤を振り切るプレーは、自在型の面目躍如といえる巧妙さがあった。「応援してくれた多くの人のパワーのおかげです。来年も支えてもらった人たちに感謝して返せるように１年頑張ります」と勝利の余韻に酔いしれた。