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【RIZIN】青木真也 堀口恭司&伊澤星花に〝斜め上〟からアドバイス「気持ちはわかるぞ!」

東スポWEB / 2024年12月30日 6時4分

大みそかはともにタイトル戦に臨む堀口恭司(左)と伊澤星花

大みそかの格闘技イベント「RIZIN DECADE」(さいたまスーパーアリーナ)開催も目前だ。注目カードがそろう恒例のイベントを〝バカサバイバー〟こと青木真也(41)が4回に分けて忖度なしのメスを入れる。3回目はRIZINフライ級王座戦と、RIZIN女子スーパーアトム級王者・伊澤星花 vs ルシア・アプデルガリム(アルゼンチン)の一戦だ。

【青木真也 年末決戦を大予想(3)】今年6月以来の参戦となるRIZINフライ級王者・堀口恭司(34)は、エンカジムーロ・ズールー(南アフリカ)を迎えて防衛戦に臨む。極真空手をバックボーンに持つズールーは、9月の初参戦で修斗2階級同時王者の新井丈に1ラウンド4分12秒でTKO勝ちし、インパクトを残した。

この一戦の行方を青木は「堀口さんのワンサイドだと思う。正直、ズールーはまだまだ堀口さんとは差があるっていう判断だ」と声をしゃがれさせる。その上で、堀口の現状について「(参戦していた)ベラトールがなくなって、UFCにも行かないとなると、キャリア晩年を穏やかに過ごす感じになっちゃう年齢だよね。そういうフェーズなんだよ。気持ちはわかるぞ!」と共感した。堀口にしてみれば、ありがた迷惑というヤツだろう。

さらに「ここからの堀口さんは〝衰えていって、いつ若手に越えられるか〟っていうゲームになっていくんだ。これって、集中力を継続するのが難しいんだよ。今切れる可能性だって、ゼロではない。不覚を取る可能性はあるとすれば、そこだ」と自身の経験を踏まえて指摘する。

そして「そもそもさ、ここでズールーとやっちゃうのが堀口さんなんだよ。本当に鼻が利くなら皇治だろ。堀口さんに『誰が皇治を倒せるのか?』にチャレンジしてほしかった」と、かねて熱望している「堀口 vs 皇治」の実現を口にした。

続いてRIZIN唯一の女子王者・伊澤にもメガネを光らせる。アプデルガリムと対戦するが「ハッキリ言って、消化試合だ。試合にならないよ。入場で終わるんじゃない? 相手が転んで」と、こちらも大差の決着になると予想。青木が関心を寄せたのは、試合よりも会見でRENAに対し「実際、試合が決まりそうになるといつも逃げちゃうので、逃げるくらいなら最初から名前出すなよって思います」と発言したことだった。

当初、対戦が予定されていたRENAが負傷欠場したことを受けての発言だが、青木は「あれが〝弱い者いじめ〟にしか見えなかった人も多かったと思う」と指摘する。その理由として「伊澤は〝自己の把握〟ができていないんだよ。自分で思ってるよりも周りから強いと思われてることを理解した方がいい。RENAをイジメるんじゃない! 挑発するんじゃなくて、もっと〝デン〟としていれば人気出るのに。俺に言わせると『もったいねえなあ』って思っちゃうんだよな…」と、わざとらしくため息をついた。

師走は日が短い。いつの間にか夕方となり気温も下がり始めてくると、ようやく青木のトークも終焉に向かい始め、右足が自転車のペダルに乗った。だが、厄介なトークはもうちょっとだけ続く…。

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