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【スターダム】岡田太郎社長が2024年を総括 ロッシー小川氏解任は「今後のために必要なことだったのかな」

東スポWEB / 2024年12月30日 6時4分

ロングインタビューに応じたスターダムの岡田太郎社長

女子プロレス「スターダム」の岡田太郎社長(36)が激動の1年を振り返る連載がスタート。3回にわたりお届けする第1回は、エグゼクティブプロデューサーを務めたロッシー小川氏の解任や5選手の退団を振り返りつつ、他団体との関係構築について激白した。

【スターダム変革記(1)】

――昨年12月に社長に就任してから1年がたった

岡田 今年1年、リング上は常に最先端なものを選手が届けていましたけど、会社としては準備の1年でした。そもそも世の中もコロナ明けで大変だったし、プロレス界もいろいろ変革があったので、変化しなきゃいけないタイミングだったと思います。その中で1週間、2週間見逃したら盤面が変わるというほど、話題性が目まぐるしく変わる1年でした。

――2月にはエグゼクティブプロデューサーを務めた小川氏を解任した

岡田 今思うと今後のスターダム、女子プロレス界が大きくなって、末永く続いていくためには必要なことだったのかなと思います。普通の人も転職するのでそれと一緒だし、辞め方の違いなだけでそれが大きいニュースになった。もちろんできることなら志を一緒にして大きくなっていきたかったっていうのはありますけど。志が異なってきたので、しょうがないなと思いましたね。

――5選手も退団した

岡田 もちろん寂しかったですけど、スターダムを選んでよかった、スターダムって素晴らしい団体だったって、選手の人生の中でいい思い出のまま出ていってほしいと思ったんです。過去にないぐらい円満な送り出しにできたんじゃないかなと思っています。

――新生スターダムとして始動した

岡田 5、6月が1番大変だった時期だと思います。観客動員的にも、運営面でもマイナスなことを言われることが多かった。なぜなら、リングの外の話題が中心になっていたから。プロレスというジャンルの特性上、スキャンダルには勝てないっていうのはどうしてもあるので…。でも、その中でもワールド王者の舞華選手を中心に試合の内容では素晴らしいものを残していたので、リング上は任せて、来るべき時のための準備をしていました。

――他団体との交流も増えていった

岡田 体制が変わったから各団体の皆さんからお話をいただいて、それならぜひやりましょうっていう思いがありました。今の女子プロレスを取り巻く環境、どの団体がどういうことをやっているのかを実際肌で感じて収穫はすごく大きかったです。もちろん全部は網羅してないですけど、全体感を把握することはできたなと思っています。

――上谷沙弥がWAVEのレジーナ王座を獲得し、30日にはFWC(コグマ&葉月)がOZアカデミーのタッグ王座に挑戦する

岡田 選手も多くなってきているので、目標はいろいろあっていいじゃないかなって思うし、もちろんチャンスは自分で勝ち取るものですけど、チャンスの順番が回ってくるまでに、いろんなアクションを起こすのは当たり前のことだと思うので。その中でスターダムはプロレスの技術、能力でも負けないし、華やかさでも負けない。皆さんの目標であり続けるようにトップ走らなきゃいけないなと思っています。

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