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【全日本】福田剛紀社長が衝撃告白 中嶋勝彦の参戦と〝黒幕〟の指示「洗脳という表現はピッタリかも」

東スポWEB / 2024年12月30日 6時4分

中嶋勝彦の乱入は、全日関係者も寝耳に水の「アポなし」だった(2023年10月)

全日本プロレスの福田剛紀社長(58)が振り返る激動の2024年。前年秋から王道マットの迷走が始まった裏では、「黒幕」が暗躍していたという。いったい何があったのか――。

【全日本プロレス・福田社長 黒幕に操られたトップ(2)】

――23年10月、東京・湯島の事務所でハロウィーンパーティーをやってるところに中嶋勝彦がやってきた。ルイージの帽子をかぶった福田社長が話題に

福田社長(以下福田) あれは黒幕が喜ぶと思ってやってみたということですね。これも前段があるんですよ。団体名は出せないですけど、ある団体から「一緒にやりましょう」という話があって。その団体の考えというのはエンターテインメントなんだから、振り切ったことをしましょうというのがコトの発端だったと思うんです。これをやることで、ある団体に近づければいいなと思っていました。

――昨年12月にはスポーツエンターテインメント団体「アクトレスガールズ」との業務提携を発表した

福田 ある団体の方針なのか黒幕の意見なのかわかりませんが、「世界のスタンダードは1試合か2試合は女子の試合が入るものだ」という指示があり、全日本も女子選手の試合を検討することになりました。縁が深い「エボリューション」は当時所属が3人だったので、長期にわたり試合が組めない。そこでプロレスファンの視界に入っていないアクトレスガールズが最適でした。

――今年1月2、3日の後楽園大会には青野未来、皇希(現天麗皇希)も出場。青野は現ユナイテッド・ナショナル王者、皇希は現GHC女子王者だ

福田 今や「マリーゴールド」が元アクトレス勢中心に回っているのを見ると、その選択は間違っていなかったと思う。私が独断で決めてきたみたいに言われますが、事前に役員会で提案をしてメリットとデメリットを議論し、エボリューションの承諾を得てから発表に至っています。

――23年11月から参戦した中嶋勝彦が3冠ヘビー級王座を巻いた

福田 このままだと本当に潰れてしまう状態だったので、スポ根マンガの第1巻が必要でした。どん底からみんなが力を合わせ、最後は勝利をつかみ取るストーリーです。そのタイミングで中嶋選手が参戦してくれた。(23年10月に)花束を持って後楽園ホールに現れ、宮原健斗選手を襲うなんて社内の誰も知りませんでした。

――当時、「闘魂スタイル」を掲げた中嶋は波紋を呼んだ

福田 映画「スター・ウォーズ」シリーズ第1作のオープニングを思い出してください。逃げ回るレイア姫に、追いかける強烈な敵、ダース・ベイダー。最初は中嶋選手をダース・ベイダーのイメージに重ねていたんですが…。黒幕のアイデアで動いていた期間、全日本ファンにとっては私がダース・ベイダーの役割を果たしてしまったのかもしれません…。

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