1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. 野球

【ソフトバンク】甲斐拓也の移籍はチームにプラス 球団OBは人的補償でも「捕手は必要なし」

東スポWEB / 2024年12月31日 6時9分

左から移籍した甲斐拓也捕手、石川柊太投手、入団した上沢直之投手

2024年シーズンはシーズン91勝を挙げ、2位の日本ハムとは13・5ゲーム差をつける圧倒的な差でパ・リーグを制した。ダイエーで小久保裕紀監督(53)とプレーした経験もある本紙評論家の加藤伸一氏に、前半後半の2回に分けて小久保ホークス一年目を評してもらった。後半は甲斐拓也捕手(32)と石川柊太投手(32)の移籍、上沢直之投手(30)の加入がチームにもたらす影響について聞いた。

【加藤伸一・インハイアウトロー】石川柊もいい投手でローテーションを抜けるのは当然痛いが、やはり影響が大きいのは甲斐の移籍だ。逆に考え方によっては甲斐が抜けることによって、チームは若い捕手を使わなければいけない。捕手の育成に関してはよかったかなという、そんな思いがある。

甲斐という絶対的な存在がいれば普通、監督は使いたくなる。自分の任期の間はという思考が働くからだ。多少苦労するであろうし、いきなり正捕手というのはなかなか出てこないが、選手はいることはいる。うまく回るのではないかと思っている。

誰が抜け出すか、個人的には海野が中心になると思っているが谷川原、嶺井、牧原巧、渡辺といった競争も楽しみだ。

人的補償で捕手を獲得したほうがという声もあるが、捕手の補強は必要ない。ホークスは自前の捕手を育てなければいけないし、育てられる期間にきた。少々リスクはあるが若い選手に一軍で経験を積ませ、育成にいい選手がいれば支配下にして活性化させればよい。そのために育成制度がある。

投手陣からすれば正捕手はドシっと一人いるのが一番心強い。しかし、投手陣も改めて「自分が勉強する意識」を持つ必要がある。甲斐の強肩に頼りクイックを磨かなくても成り立っていた投手も多かったのでないか。インサイドワークにしても同じだ。「甲斐がいなくなってどうしよう」と思うのではなく、改めて自分で努力をする捉え方が求められる。

上沢は一年間見ていたわけではないため評価が難しいが、メジャーにいく前年からスピードが少し足りない印象を受けた。有原ほどの活躍をとは言わないが、先発の一角として頑張ってほしい。

(本紙評論家)

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください