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【全日本】安齊勇馬 自らをスカウトした先輩・諏訪魔に向けて「安心して見ていてください」

東スポWEB / 2024年12月31日 7時39分

3冠王者・安齊勇馬にタイトル戦を要求する諏訪魔(2024年6月)

全日本プロレスの元3冠ヘビー級王者・安齊勇馬(25)が、自身を王道マットに導いた〝先輩〟のためにもさらなる飛躍を誓った。

中大出身レスリング部出身の安齊は、同部出身の諏訪魔(48)からスカウトを受けて2022年に全日本に入門。24年は3月の大田区大会で中嶋勝彦を破り、史上最年少の24歳10か月で同王座を初戴冠。8月の立川大会で青柳優馬に敗れるまで5度の防衛に成功し「東京スポーツ新聞社制定2024プロレス大賞supported byにしたんクリニック」で殊勲賞を受賞した。

エース候補はこの1年間を「24年の上半期は超大変だったけど、3冠ベルトに関わる人しか味わえない刺激があったし、心地良かった。またあの刺激を味わいたい」と充実した表情で振り返った。

諏訪魔は24年の12月いっぱいで全日本の専務執行役員を退任し、25年1月1日付で非常勤取締役となる。同日付で女子プロレス「エボリューション」の社長に就任し、王道マットでの試合出場は月1~2回程度となる。

安齊は「諏訪魔さんからは『全日本にも(自分の)名前はあるし、試合も少なくなっちゃうけど出るから』と直接説明を受けた。最近は2人で話す時に『俺が泣くような試合をしてくれ』とよく言われる。すごくニコニコしながら言っているので半分冗談もあると思うけど」と笑顔で明かした。

その上で「泣かせにいこうと思って泣かせられるわけではないし、今は目の前の試合を頑張るしかない。諏訪魔さんは完全に退団するわけではないけど、僕たちでもっと全日本を盛り上げて、諏訪魔さんがいないのが気にならないようにしないと。(諏訪魔には)安心して見ていてくださいという感じですね」と熱弁。尊敬する先輩からの期待を背負い、エース候補が王道マットの主役になる。

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