【大相撲】尊富士を輩出「小学生でここまでやるのか…」 舞の海氏が語る相撲王国・青森の〝底力〟
東スポWEB / 2024年12月31日 9時42分
【土俵の深層(下)】今年の大相撲で最大のサプライズを起こした力士と言えば、幕内尊富士(伊勢ヶ浜)だ。3月の春場所で110年ぶりとなる新入幕優勝を達成。まだ大銀杏(おおいちょう)も結えない新鋭力士の快進撃は、多くのファンを熱狂させた。全国屈指の相撲どころとして知られる青森県出身。同県からは141年もの間、幕内力士が途絶えたことがない。
青森勢の強さについて、出身者で大相撲解説者の舞の海秀平氏(元小結)は次のように分析している。「小、中学生の稽古を見ていても、他の県よりも内容が厳しいなと思いますね。小学生でここまでやるのかと。昔から脈々と受け継がれてきたものもあるのでは。指導者も熱血。あまり相撲が盛んじゃないところへ行って稽古を見ると、やっている内容が全然違う」
そんな相撲王国も、今年の後半には苦境に立たされた。尊富士は右足首を痛めた影響で十両へ転落。同じく青森出身の宝富士と錦富士(ともに伊勢ヶ浜)は幕尻付近まで番付を下げ、幕内力士の絶滅が現実味を帯びたのだ。幸いにも、力士たちの奮闘で危機は回避。〝エース格〟の尊富士も11月の九州場所で幕内に復帰し、10勝を挙げて実力を証明した。
舞の海氏は「ここまで来たら(青森勢に)150、160年とつないでいってほしいですね。尊富士が戻ってきてくれたら、145年ぐらいまでは堅い」と期待。尊富士も「早く三役に上がりたい」と上を見据えている。「青森の星」の来年の飛躍に注目だ。
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