【RIZIN】青木真也 クレベル・コイケと鈴木千裕を一喝「ヒョードルと石井さんの足下にも及ばない」
東スポWEB / 2025年1月2日 5時14分
大みそかの格闘技イベント「RIZIN DECADE」(さいたまスーパーアリーナ)は、激闘や熱戦の連続となった。中でも好勝負で話題になったのがフェザー級、フライ級、ライト級の「3大王座戦」だ。この3試合を〝バカサバイバー〟こと青木真也(41)が忖度なしにぶった切った。
まず青木が視線を向けたのが、メインのRIZINフェザー級王座戦「王者・クレベル・コイケ(ブラジル) vs 挑戦者・鈴木千裕」。1年6か月ぶりの再戦は、クレベルが鈴木をグラウンドの攻防に引き込んで判定勝ち。しかし、鈴木が一本を許さず、観客を大いに沸かせた。青木は一昨年6月の初対戦では1ラウンド(R)で一本負けした鈴木の成長を認めつつ「それでもまだ普通にクレベルの方が全然強かった。差が縮まったけど、追いついていなかったな」と声をしゃがれさせた。
勝ったクレベルを「1Rに引き込んでから(上下を)ひっくりかえした時点で『引き込めば大丈夫』って攻略が見えたはず。攻略が見えたらそれに徹するっていうMMAの常識をいったよね。戦略勝ちだ」と分析。
だが「でも、予想通りすぎて面白くなかった」とヘソを曲げて「クレベルも鈴木も年を越しちゃダメだろ」と声を荒げた。実はこの試合の3R開始とともに年明け。すでに新年を迎えていた試合後にカウントダウンイベントを行う〝時空のゆがみ〟が発生してしまった。
これに青木は「そこは(エメリヤーエンコ)ヒョードルと石井慧さんを見習えって!」と、すがすがしいほどの老害を発揮した。2人は2011年大みそかの「元気ですか!! 大晦日!!」メインで対戦し、1R2分34秒でヒョードルがKO勝ち。その直後にアントニオ猪木さんがリングに上がり、年越しの「1、2、3、ダー」を叫んだ。
青木は当時を振り返り「カウントダウンをやらなきゃいけないのに、時間が押していて、2Rまでいったらとてもできない状況だった。でも、ヒョードルがすぐに倒したから、石井さんが仰向けになってる横で会長が『ダー!』をやったんだよ」とメガネを光らせた。なぜ、ここまで詳しいのか。その理由は自身がこの直前のセミで北岡悟と5分5Rフルで戦い、たっぷりと時間を使っていたからだ。
そんな過去を引っ張り出した青木は「だからクレベルも2Rで絞め落として、鈴木が蘇生した瞬間に年を越すべきだった。あいつらはヒョードルと石井さんの足元にも及ばないんだよ」と力説。そして「クレベルも鈴木もエンタメが足りない。負ける勇気を持って年を越せ!」と意味不明な言葉を口にした。
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